★虫刺され、ヘビイチゴのローションの作り方

蛇イチゴローション
     庭のヘビイチゴの赤い実を焼酎に漬けるだけ

五月も中旬を過ぎると、田舎ではいろいろな不快害虫の季節になります。
庭仕事していると いつの間にか虫に刺されていたり、かぶれていたりすることがあります。
そんな時に活躍するのが画像の蛇イチゴローション。

蛇イチゴを摘んで洗って水気をとり、乾いたらビンに入れて焼酎を注げば仕込みは完了。
1週間もすれば赤い実の色が抜けて焼酎に移りますから、その頃完成。
別に、実を撤去する必要はないけど、100均の小型スプレー容器に入れて使うのが簡単便利。

蚊、アブ、蜂、蟻、毛虫――なんにでも効きます。
肌荒れ、湿疹、かぶれ、あせも――なんにでも効きます。
痛み、かゆみ、腫れ――なんにでも効きます。

信じられないでしょうねぇ。
イワシの頭も信心から―――そんな思い込みだと思っていましたが、本当に効くんです。
何もお金を出して、たいして効きもしない市販薬を買うことはありません。

使い方は、時間をおいて何回か塗るのが良いようです。
焼酎は梅酒用のホワイトリカー35°を使っています。
アルコールに弱い人は少々塗ってアレルギー反応があるかどうかのバッチテストをした方が良いでしょう。

年寄りの年季の入った皮膚ならともかく、幼い子の柔らかな肌に塗るのは躊躇します。
でもね。大丈夫なようです。
ちょっと塗って試してみたら良かったので、大胆に塗ったら治ったという報告がありました。

毎年、不快害虫の季節になると、それに対抗する植物の季節になる――すばらしい自然のシステムです。
何有荘では毎年このローションを作っており、試していようと思う方にはお分けして喜ばれています。
田舎ならば、ちょっと山野に出かければヘビイチゴは手に入ります。
何有荘の庭はまるで雑草園のような庭ですから、そんな庭も大変便利なものです。

 

★トマト塩麹を作ってみた

トマト塩麹
   塩麴に加える水をトマトに置き換えたもの

市販の塩麴を見ると、麹粒が残っているものと、液体の塩麴とがあります。

今回、直販店で購入した生米麹 200g に水少々を加えて、ミキサーにかけてドロドロ状にした麹を使いました。
同じく直販店の小型トマト1袋。ヘタを取り除き、これもミキサーで粉砕。
塩は50g 。

つまり、米麹、トマト、塩、水少々を混ぜただけです。
消毒した保存容器に入れ、常温で1日置いた後、冷蔵庫で1週間寝かせればできあがり。
途中、毎日1回は容器の中を清潔なスプーンなどでかき混ぜて、均一な発酵を心掛ける。

使い方は普通の塩麴と全く同じで、鶏肉や豚肉、牛肉、魚などの味が一段階昇格します。
でも、せっかくトマトを使ったのですから、ドレッシング代わりに使うのが良いと思います。

サラダに少々そのままかけまわしてドレッシングがわり。
ちょっとしょっぱいならば、オリーブオイルを加えれば本格派。
サラダにひと手間加え、ひと口大に切ったクリームチーズやバジルの葉を加えれば見た目もきれいで、食欲をそそります。

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         ソラマメは丸ごと焼くに限る
ソラマメ

路地物ソラマメが旬の時期を迎えています。
何有荘でも収穫していますし、お使い物で大量にいただくこともあります。

一番らくちんな食べ方は丸焼きです。
ソラマメを軽く洗ってから、両端を切り落とし、魚焼きグリルで焼くだけです。

ソラマメの新鮮さ、大きさにもよりますが、両面焼きグリル、強火で6分でOK。
表面に焼き焦げが少しつく程度で、中身はじゅうぶんに蒸しあがっています。
心配ならば、上から楊枝を刺してみれば出来上がったかどうか、確認できます。

アチッチと言いながな皮をむいて食べます。
やめられない、止まらない状態で、パクパク頂いています。
もちろん、塩など振らないで、ソラマメの味、そのものを楽しんでいます。


 

★発酵トマトを作ってみた

 発酵トマト
          二日もすれば発泡してくる    

最近のトマトはすごく甘い。
フルーツトマトなんて名前のトマトは、野菜というよりスウィーツに近い感じがします。
そのトマトを1袋買い、ヘタを取り、軽く乾拭きしてミキサーにかけます。
皮に居ついている菌を使いますから、乾拭きです。

発酵促進のため、更に砂糖大スプーン1、塩小1/2 を加え、胡椒少々を加えて攪拌密閉。
容器はきちんと消毒しておかないとカビてしまいます。焼酎消毒でOK。

ここで酢を加える人がいますが、それはお好みです。
ドロッとしすぎている場合は、湯冷ましを適量加えてください。

室温で2~3日。それ以後は冷蔵庫保管。
そう簡単には、トマト酒にはなりませんね。
しかし発泡しているので醗酵していることは確かです。

さわやかで甘いトマトジュース、ドロッとしているならば甘いトマトピューレって感じでしょうか。
冷やした炭酸水で割って飲むのがお勧めです。

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先だって、炊飯器の保温機能を使って、麹の拡大再生産 ができないかという相談がありました。
市販の麹を増やす方法を“共麹 トモコウジ”といいます。
ずいぶん前に、電気こたつを使って作ったことがありますが、面倒見が大変でした。

最近は手作りの方法も進化し、簡単になったようです。
以下のサイトは、読んでみるのに値します。

http://www.bonnoutaisan.com/entry/2016/04/22/150000
https://cookpad.com/recipe/2886474

また試してみるか、という気になりました。


 

★シャトルシェフでひきわり納豆つくり

納豆
  画像は光の加減で一部黒味がちですが、実物は全体にうっすらと白くなっています

最近まで納豆作りは、猫用のホットカーペットと発泡スチロール箱で保温して作っていましたが、最近はシャトルシェフという真空保温調理器を利用して作っています。
その方がずっと簡単でした。

大豆は北海道産の小粒大豆のスズマルを使ったこともあります。
乾燥大豆のスズマルは本当に小さくて、なんか大豆らしい味がはっきりしません。
それで普通の大豆を使うようになりました。
大豆の味がしっかりして、おいしい納豆になりました。

それで満足していたのですが、今度はひきわり納豆が食べたくなりました。
普通、ひきわりは大豆を炒ってからミキサーなどで砕いてから蒸すのですが、それはちょっと面倒なので、蒸しあがった大豆を野菜チョッパーを使ってひきわり風にしてから作ります。

順にお話ししましょう。
1.乾燥大豆を3倍の水で一晩おいて戻し、ザルにあけて濡れ布巾をかぶせて
  さらに一昼夜おくと  発芽大豆になります。その間、何回か大豆に水を通します。

2.圧力鍋で大豆を蒸します。煮るよりも大豆の栄養価が落ちません。

3.圧力ピンが下がったら、アリゲーターの野菜チョッパーでひきわり風にします。
  全部ひきわり風にすると時間を食うので当然、大豆の温度が下がります。

4.それは不都合なので、耐熱容器に入れてレンチンで再加熱します。

5.その間、市販納豆を大匙1ぐらい小鉢にとってかき混ぜ粘り気をだします。
  そこへ熱湯を注ぎ、納豆菌液を作ります。
  網杓子を使って納豆菌液だけを再加熱したひきわり風大豆に万遍なくかけまわします。
  最近はそれも面倒になり、市販納豆ごとかけまわしてしまいます。

6.100均で購入した水切り付きタッパーに素早く大豆を入れます。
  温度が下がらぬうちに手早く処理するのが雑菌対策上、大切です。
  厚さ3cm程度などにこだわらない。5cmでも8cmでも大丈夫です。

7.シャトルシェフの内釜は熱湯で暖めておきます。
  熱湯を捨て、タッパーを入れ、簀の子を載せ、布巾をかぶせてフタをして24時間。
  大豆の表面がうっすら白くなれば、それで出来上がりです。
  室温が寒い時期は内釜と外釜の間にホッカイロなど入れて40℃ぐらいの温度を保つ工夫が
  必要かもしれません。

8.タッパーの蓋をして冷蔵庫で1~2日間の追熟。その後は冷凍庫保管も可能です。

市販の納豆は様々あり、それぞれ、おいしい工夫がされれています。
でも大豆の味よりも、添付のタレに秘密があるように思えます。
たぶん、化学調味料が添加されているのではないかと疑ってしまいます。

良い大豆は蒸しあがると甘味があってとてもおいしい。それで作る納豆がタレの力を借りなくともおいしいのは当然です。
いろいろな大豆で納豆を作るのは楽しみです。青大豆でも黒大豆でも納豆になります。
納豆菌を得るための市販の納豆も、好みの納豆菌を得るためにいろいろ変えてみるのもオモシロイと思います。

 

★意外に簡単、黒ニンニクを作ってみた

黒ニンニク
   左=皮をむいた黒ニンニク大小2片  右=房ごとに分けて作った

ネイチャーセンターの知人に依頼され、何回か田舎暮らしを楽しむ趣旨の駄文をセンターの機関紙に連載しました。
もちろん原稿料などありませんから、気を遣った知人が黒ニンニクを「差し入れがあったから横流しです」と差し入れてくれました。

話には聞いていましたが食べるのは初めてです。
ニンニク特有のツンとした味わいと臭いがなく、目を閉じて知らずに食べればニンニクだと気づかないかもしれません。
しっとりした食感で意外にもほのかに甘味があります。干しプルーンのようだと表現する人がいますが、干しプルーンよりも柔らかくておいしい。美味です。

気に入ったのでさっそく真似して作ってみました。
材料はニンニクのみ。中国産が安くて魅力的だがちょっとね。残留農薬などが心配です。
やはり青森産の大型ニンニクが最高でしょう。これを房ごとにバラして調理しました。

用具は炊飯器。保温で10~14日すればできあがり。今回は9日目で引き上げました。
その間、室内はニンニクの独特の臭いが立ち込めます。
たぶん家族からヒンシュクを買うにちがいありません。
それで二日目からは炊飯器は屋外に移して保温し続けました。

こんなに長期間保温し続けたことないので、大丈夫かと心配になりましたが大丈夫でした。
電気代も1日24時間で数十円程度のようです。
引き上げて冷蔵庫保管にしても、さらに熟成が進むような気がします。

問題は炊飯器が何日もニンニクに占拠されてしまう事。
何有荘では炊飯器を買い替えた時、古い炊飯器を捨てないでおいたので、それを利用。
しかし、内釜はニンニクのアクだか焦げだかがこびりついており、臭いも消えません。
内釜とフタはしっかり洗って乾燥させ、外側もウェットティシュできれいに拭いておきました。
これで黒ニンニクを作った痕跡はほぼなくなりました。

ニンニクをただ炊飯器で保温し続けるだけなのに、丸のままか房に分けるか、ザルにのせるか内釜に直接か、何日保温するかなど作り手によって流儀が違います。

今回はスチールザルに小分けして房にしたニンニクをバラバラに積み重ね、一番上にペーパータオルを内釜の側面に当たらぬようにかぶせて保温し続けました。

まだ新ニンニクの季節ではないのに、それでも結構、水分が内釜にたまり落ちます。
その水たまりにニンニクが直接当たらぬようにと脚のあるザルにのせたわけです。
ペーパータオルを上に置いたのは水分が過剰に蒸発して乾燥しすぎないようにとの配慮です。

アメリカ国立がん研究所の研究によれば、がん予防の食物のチャンピオンはニンニクです。
エジプトのピラミッドを作った労働力の根源はニンニクだとも言われています。
そのニンニクのエネルギーを最大限生かすのは生より加熱調理だそうです。
すると黒ニンニクは、もしかしたら史上最高の食品かもしれませんね。