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★きょうのお客さんはツグミ 

   
    やぼったいから、たぶんメスのツグミ

鳥の世界ではハデな姿で上手に歌を唄うのがオスで、メスはがいして目立たず、歌も唄わず地味な装いのことが多い。
これはメスにオスを選ぶ選択権があり、オスは選ばれようと必死だからです。

ツグミはオスメスの区別が難しく、(装いに大差なく)、しかも個体差が大きい鳥です。
それでも凛々しいオスは羽が赤っぽい茶色で端が黒く、胸は白で黒ドット模様のベストを着込んでいるのでオシャレです。
ある人が「三毛猫鳥を見た!!」と言っていたのは、たぶんダンディーなツグミのことだったのでしょう。
画像のように赤茶・黒・白の境界がはっきりせず、全体に灰色というか薄汚れた茶色の服を着ているのはまず間違いなくメスだと思います。

秋になるとやってきて桜の頃に去ってゆく冬の渡り鳥です。
何有荘にもたまに来ますが、広々とした冬枯れの田んぼが大好きです。
雑食性ですから、二番穂や地中の虫などを探して食べているのでしょう
チョンチョンと二本脚で少し飛んでは立ち止まって周囲を見渡し、またチョンチョンと飛ぶ姿が馬が跳ねているようだというので『鳥馬.チョウマ』という別名があります。

鳩の肉はフランスでは高級料理だそうです。日本では焼き鳥といえばツグミの時代がありました。
霞網(カスミアミ)という網を張って大量のツグミを捕獲していました。今は霞網も野鳥の焼き鳥も全面禁止です。
もう何十年も前ですがスズメの焼き鳥だと称してツグミを提供している店で食べたことがあります。
初めての経験でウマイかマズイか、よくわかりませんでした。
小骨が多く、もう一度食べたいと思うほどの味ではありません。
山登りの帰り、山奥の駅前の店での思い出です。

   旅づかれ つぐみ焼けしと 起さるる       皆吉 爽雨(ミナヨシソウウ 1902-83)

ニワトリをつぶすのは祝いの席のことで、日ごろ焼き鳥と言えばタダで捕まえてくる野鳥のことだった、そんな貧しい昔の山村の話です。

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