★EM菌は世界を救うか? 

 
   何有荘のEM菌原液ボトル。年季が入っている。

わたしは10年来のEM菌の愛用者ですが、EM菌が世界を救うという宣伝には疑問を感じています。
EM菌とはEffective(有用)Microorganisms(微生物群)の略語で、"共存共栄する有用な微生物の集まり"という意味。
1982年に琉球大学農学部教授比嘉照夫氏が、農業分野での土壌改良用として開発した微生物資材の名称で、その実体は乳酸菌、酵母、光合成細菌などを主体とする微生物がごっちゃり含まれている赤茶色の液体です。

先日(10月14日)、『いすみエコ・フェスタ』が開催さされ、比嘉名誉教授の『EMの多様な機能について』の講演会が開かれました。
主催者はEM菌が一部の科学者たちから「エセ科学」として猛烈な攻撃を受けていることを承知で講演会を開いたのでしょうか。
たとえば手元の『もうダマされないための「科学」講義』(光文社新書)では比嘉氏の主張が科学的でないことが詳細に述べられています。

昨日(10月17日)フジテレビではEM菌が福島で放射線除去に役に立っているという比嘉氏の主張を批判的に報道し、
早稲田の大槻先生は「バカバカしい。微生物で放射線が減る訳ないじゃないですか」と述べていました
EM菌散布農場と非散布農場とではむしろ散布農場の方がセシウム値が高かった。

賛否が鋭く対立している問題で行政が、一方に加担しEM菌の宣伝に協力する企画はいかがなものだろうか思っていました。
なにせEM菌はお金を出さないと買えませんから、講演に感激して買う人が増えれば比嘉氏はそれなりに所得が増えることでしょう。

それにもかかわらず何有荘でEM菌を使い続けているのは、トイレに関して実効性があると実感しているからです。
下水道が敷設されてない地域ですから各家庭は合併浄化槽の設置が義務付けられています。
どのメーカーの合併浄化槽も微生物の働きで汚水を浄化しています。
いや都市部の下水でも汚水処理場では微生物の力を利用しています。

季節や天候の具合によっては浄化槽の微生物の働きが活性化したり鈍くなることがあることをこちらで生活するようになって知りました。
鈍い時にEM菌を使うと浄化槽の調子が良くなると実感しています。
キッチンの配水管のヌメリ除去にも効果的です。

けっきょく、どんなオイシイ話でも真に受けず、自己責任で使うことになりますね。
逆にどんなに批判されようとも、良いものは良い。
ただしEM菌ではなく、納豆菌や「えひめai」でも同様の効果があるかもしれません。
その比較実験は面倒臭いのでしていません。

 

関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント