★キンモクセイ、その使い方 

 

キンモクセイの香りが漂っています。
前線の影響でだいぶ落ちてしまいましたが、まだパラパラと花が落ちてきます。
パラソルを用意して逆さにし、ユサユサ揺するとたくさんの花を一度に採れます。
なかなか野生のキンモクセイが見つからないので、公園かお寺で少々失敬することになり、できればひと言、管理者に声をかけておくと気が楽です。

キンモクセイの使い方・簡単利用法
(1)入浴剤
  花を摘んで ティーバッグなどに入れてお風呂に浮かべればキンモクセイ風呂。
  キンモクセイの香りで精神安定やリラックス効果抜群。
  精神安定や疲労回復に役に立つ。
  合成香料のキンモクセイ入浴剤など二度と使いたくなくなります。

(2)紅茶にキンモクセイの花を少々ブレンドすると「桂花茶」となる。
   いつもの紅茶がハイグレードになって心まで豊かになります。
   せめて心だけでも豊かに暮らしたいものです。

(3)白ワインにキンモクセイの花を3年間 漬け込んだお酒が中国の「桂茶陳酒」
  3年間も待てませんよネ。
  35度の焼酎に1週間漬け込めば「キンモクセイ酒」です。
  昔、仙人が飲んでいたお酒だといえばみんな信じることでしょう。

ところでキンモクセイを漢字で書ける人はめったにいません。
ワープロなら一発で「金木犀」。
橙色の花を「金」と表現しても違和感がありませんが「犀」は動物園にいるサイですから、
「金色の花が咲く樹木のサイ」となり意味不明。

樹皮がサイの肌に似ているから「木犀」と書き、「犀」をサイと読むのは呉音。漢音ではセイと読むのでモクセイ。苦しい命名ですね。
サイの肌の肌触りなど命名者は知っていたのでしょうか。一般人は誰も知らなかったことでしょう。
室町時代に中国から来た樹木だそうだから、仏教がらみで輸入されたのでしょう。だからお寺に多い。

役に立たない知識をついでにもう少し。

*キンモクセイを現代中国語に直せば「丹桂」あるいは単に「桂」。
  桂をカツラと考えるのは日本側の誤解。
  日本では誰かが知ったかをして「これが桂だ」とでも言ったのを皆が信じたのでしょう。

*中国の山水画のような景勝地・桂林はキンモクセイが林立する町だから。

*中国神話では月には不老長寿の女神・嫦娥(ジョウガ)が住む。
  そこに召使のウサギがいて不老長寿の薬を杵でついている。
  その脇に生えている香り高き不老長寿の桂(キンモクセイ)が「月桂樹」。
  だからローレルを月桂樹と訳したのは文化を無視した誤訳に等しい。

 

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