★会津復興モニターツアー

 
   大内宿、観光客はまばらでした 

知人から「格安だから会津モニターツアーに行かないか」と誘われて1泊2日で出かけました。
現地までの往復交通費は自己負担ですが、現地での<交通費、参観料、1泊4食>込みで2940円という破格の安さです。
正式の名前は「福島県着地型観光プラットホーム構築事業・会津の復興魂を感じる旅・会津モニターツアー」という長ったらしい名前です。

原発の影響で東北はどこも観光客減少で苦しんでいます。
会津も例外ではなく、画像の大内宿まで交通渋滞はありませんでした。
前から行きたいと思ってはいたものの渋滞を恐れをなして二の足を踏んでいたのです。
観光客の少ない今がチャンスでした。

会津若松城は二度目の訪問となります。幕末当時の赤瓦にすべて葺き替えられて観光客が戻ってきたと報道されていましたが、大型観光バスがズラリという状態ではありません。
どこも芋の子を洗うような雑踏ではありませんから快適な旅行を楽しめました。

バスガイドさんが「わたしたちは普通に暮らしています。どうか皆さんが自宅に戻ったら会津の本当の今の姿を伝えてください。そしてもう一度会津にいらしてください」と切実に訴えていました。

バスの中で250円金券2枚が配られ、ご自由に使ってください。ただし使える店は限られていますとの説明がありました。観光客がどのような店に魅力を感じて金を落としていくかの調査なのでしょう。
すべての日程が終わって郡山駅に戻る途中、8ページにもなる膨大なアンケートに答えるのも義務でした。
一過性の物見遊山の観光客ではなく、定着型、体験学習型の観光に切り替えようとする意欲が感じられました。

その点、いすみ市や大多喜町の取り組みの方が進んでいるようです。
観光資源、という点で豊かな自然を見つめ直せとアンケートに書いておきました。
わら葺屋根の材料としてカヤ(ススキ)の説明がありました。その付近に限らず、キキョウ、オミナエシ、クズ、ハギなどが咲き誇っているのに一言の説明がないのは、地元の人にはあまりにも普通の景色だからでしょう。
車窓から見た一面の蕎麦の花畑に歓声があがりました。都会の人は名所旧跡が目的だったにしても広大な景色に心洗われる思いがするものです。

それにしても内容が濃く、盛りだくさんの格安のツアーでした。
普段は決してとまれない高級旅館に泊まって川沿いの桟敷席で地元の地鶏やアユをいただきました。温泉も上質です。
それだけ予算を使って約60人のモニターを歓待するほど、地元の観光産業は打撃を受けているのだと推察しました。
復興支援とは寄付金や肉体労働ボランティアだけではなく、たくさんの客が来て笑顔とお金を落としていくのもその一つでしょう。
また会津に行くからねとガイドさんと約束してお別れしました。

 

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