★漁師の家庭料理・イソッピの味噌汁 

 
   左=イソッピ   右=イソッピ味噌汁

大原の“漁師工房 拓”さんちへ援農ならぬ“援漁”に行くと 時々“イソッピ味噌汁”が作業終了時に「お疲れサマ~」と出てきます。
イソッピの標準和名は“ショウジンガニ(精進蟹)”ですが、この辺ではそんなしゃれた名ではなく、イソッピ、イソッピとみんな呼んでいます。
左画像のように甲羅の大きさがせいぜい5~8cmの小型の蟹で、磯(岩場)やテトラにウロウロしているので親しみを込めてイソッピというのでしょう。

このイソッピ汁がとてもおいしいので奥様に作り方を教えてもらいました。

◆拓さん風イソッピの味噌汁 作り方
 1.イソッピは軽く洗い、包丁で二つに割る。
 2.鍋にイソッピを入れて水から煮るのがポイント。弱火でじっくり。
 3.切り干し大根と豆腐も適当に入れ、豆腐にスが開くくらいよく煮る。
 4.最後に味噌を溶かして出来上がり。

簡単ですね。でも、味に敏感な拓さんによれば、

 ①水道水じゃダメ。湧水を使っていたが放射能を危惧して今はミネラルウヲータを使っている。
 ②味噌は自家製無添加味噌を知人から分けてもらっている。
 ③イソッピはとても良い出汁が出るので、他の出汁はいらない。
 ④切り干し大根からも出汁がでる。
 ⑤それらの出汁が豆腐に滲みこむから豆腐もおいしい。
 ⑥もちろん新鮮なイソッピが決め手となる。

と、なかなか奥が深いようで、元気な奥様も調理は本当は大変でしょう。
“漁師工房 拓”を標榜するだけあって味の微妙な差にこだわりがあります。
時々機嫌が良いと、昨日と今日の味の違いが判るか、と言い出すのでどぎまぎします。

イセエビ漁師の拓さんですが、網には藻屑やらヒトデやら、そしてイソッピも引っ掛かっています。それを網からはずすのが援漁の主な仕事です。
そのイソッピが味噌汁で出てくるのですが、イソッピがたくさん引っ掛かっていると帰りがけにお土産になります。

それで何有荘でもまねして作ってみました。
水はスーパーレ○のアルカリイオン水。切り干し大根と味噌は何有荘自家製ですが豆腐は市販品です。
一仕事終わった後の拓さんちのイソッピ味噌汁には及びもしませんが、まぁなんとかオイシイ味噌汁ができました。イソッピの持つ力に助けられました。

このような絶品味噌汁が手軽にいただけるとは都会生活では考えもしないことでした。
小さなカニですがもちろん中身の肉をほじくり出していただきます。
わたしたちは他の生物の命をいただいて生きているんだと実感する一瞬です。

 
 

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