★夷隅(イスミ)川の沈下橋 

 
   だいたいいつも橋の上を川の水が流れている

沈下橋とは増水時には水面下に沈んでしまう橋を言います。
だから画像のような、いつでも水面下にある橋を正確には沈下橋とは言わないのだろうが、では何と名付けるのか思いつかないので沈下橋の一種ということにします。

画像の説明をしましょう。
夷隅川のこちらとあちらの間にコンクリのやや湾曲した構築物があります。
対岸中央の一見すると滝のように見えるのは道路で、今のカメラの立ち位置から構築物の上を足首まで水に濡れながら渡れば向かい側の道路に繋がります。
道路の先には畑があります。
つまり、この水面下のコンクリ構築物はこちらの道路とあちらの道路を結ぶ沈下橋です。
水量が少なく、流れが激しくない場合、軽トラで渡れるそうです。

この奇妙な橋を作ったのは国でも県でもなく、町当局でもありません。
自然にできたというとヘンですが、こちらに住む農民があちら側にある自分の畑に行く便宜のためにできちゃったようです。
夷隅川は2級河川ですから県の管轄下にあり、勝手な構造物の建築は許されません。
そんな法令を知らない人が川を渡るために石を置いたのが始まりで、しだいにここまで成長してしまったのでしょう。
もともとここは水深が浅い場所ですし、大雨の時は沈下してしまうので、流れをせき止めるわけでもありませんから、県も目こぼししているようです。

かつて都会の若いライダーがここでオートバイを洗ったり、車を洗う人までいて迷惑したようで、沈下橋に至る道には「車両通行止」の手描きの看板が出ています。
そういうわけですから、ここがどこか場所は秘密ということにしましょう。

この沈下橋がなければ大変な回り道をしなければ対岸の畑に行けません。
それが毎日ではとても大変不便だからという農民の知恵が生み出しためずらしい沈下橋です。

 

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