★これがマイマイカブリです 

 
   体長7cmぐらいだが脚が長くもっと大きく見える

マイマイとはカタツムリのこと。
カタツムリを襲い、狭い殻の中に頭を突っ込んで肉を食べるようにと頭が細くなっている。
脚を踏ん張って頭をもたげると、殻を被っているように見えるので「マイマイカブリ」と言います。

カブトムシと同じく甲虫の仲間ですが、もはや飛ぶことはなく、地上を歩き回ってカタツムリ、ナメクジ、ミミズなどを食べます。
肩もまた細いのは肩まで殻に突っ込むためにですが、そのために失ったものが筋肉。
甲虫類の肩は普通は四角張っていて、固い鎧(ヨロイ)のような上翅をも広げて飛んでいきますが、こんななで肩の筋肉では飛ぶことは不可能で、上翅2枚はすでに固着してしまっているそうです。

これを見つけたのはチーズ工房『よじゅえもん』さんの店先。
ようやく車に乗れるほどに体力が回復し、チーズが食べたくなって寄りました。

ここはちょっと山奥、自然がいっぱいの場所ですから昼間から出てきたのでしょう。
普通は夜行性と聞いています。
コイツはカメムシより悪質なヘッピリ虫で、素手でつかもうとするととんだ目にあいます。
尻先からイペリットガス並みの毒液を発射し、悪臭に包まれます。
さわらぬ神にたたりなし、見つけても知らぬふりをしていることが一番正しい対処法です。

「こんなのいつでもいるヨ」とよじゅえもんさんが言うのがちょっと羨ましかった。
大自然のサイクルがうまく転がっている証拠です。

農薬に包まれた田畑には雑草1本、虫の1匹もいませんよね。
それに対して、よじゅえもんさんの付近はきっと蛇も含めていろいろな動物や昆虫がウジャウジャいるのでしょう。
いたとしても特定のものが大発生せず、栄枯盛衰、食い食われを繰り返して自然のバランスが保たれます。
そんな自然循環の一つの輪をマイマイカブリだって担っています。

都会の昆虫少年にとって、一泊二日の採集旅行に出かけねばゲットできない立派なマイマイカブリがそこにいるのですから羨ましいかぎりです。
画像ではよくわかりませんが、胸のあたりがわずかに青くメタリックに輝くのが魅力で、
洗練されたロボット怪獣のようなフォルムも魅力の一つです。
見るからに“悪役”ですよね。
でも、悪役だなんて人間の偏見です。

                よじゅえもんのチーズ工房→●
 

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