今日は節分、明日は立春

   
         何有荘近くの飯縄寺の紅梅

早咲きの梅の花が見事に咲き誇り、立春を迎えると「迎春」を実感します。
ただし2月は一番気温が低い時期ですから
まだまだ「春は名のみの風の寒さや‥」でしょう。
それでも野山にはイヌフグリやスミレが咲き出し確実に春の気配がただよっています。

1年の始まりを冬至に置くのが古代ローマの暦の基準でした。
この日を境に日が伸びますから。
いわば、日差しのカレンダーで、ミッドサマー(真夏)とは6月の夏至の日です。
真夏のイメージがまったく異なります。
ローマの暦を元に現在の暦、西暦ができております。

1年の始まりを立春を基準にするのが中国で
ベトナム・韓国・日本も中国式を長らく採用してきました。
日の長さよりも寒暖を重視した暦で、真冬・真夏の考え方はもっとも寒い・暑いが基準です。
寒さがドン底にまできたから、これからは暖かくなるぞ
新しい一年が始まるぞという希望の日です。

節分の豆まきは、いわば大晦日(オオミソカ)の行事で、
いつのまにか住み着いた鬼(邪気)をたたき出し
すがすがしく1年の始まりを迎えました。
焼いたイワシの頭をヒイラギの枝に刺して門口に飾るのは
逃げた鬼がまい戻ってこないようにというおまじないです。
(あんなので追い払えるとはとても思えませんが、イワシの頭も信心なのです)

この後、家族そろって自分の年齢+1の豆を食べ、
来たる1年間の無病息災を祈ったものです。
江戸時代まで各個人の誕生日祝いはありませんでした。
この日を境に全員いっせいに一歳年齢を加えました。
その名残りの行事がこの「豆食べ行事」です。
豆を食べれば、豆の霊力が体内に入り、
この1年間、まめまめしく無病息災で生きていけます。
家族全員が互いの健康と幸福を祈る行事でした。

さて、家内が豆を用意してくれました。
福茶を飲みながら一緒に豆を食べることにしましょう。
  (福茶:節分の豆+梅干+塩昆布+白湯)
互いに健康で、また1年よろしくお願いいたします。

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