★準絶滅危惧種――シロスジコガネ 

 
     コガネムシの仲間、シロスジコガネのメス

♪ 黄金虫は金持ちだぁ という歌が昔ありました。今の子はそんな歌は知らないようです。
コガネムシの仲間はメタリックで固い羽をもっているので、そんな名前がつきました。
コガネムシだって金蔵を建てるなら、今に見ろボクだって、と昔の子どもは思いました。

画像のシロスジはボロイ衣装を身にまとい、どう見ても金持ちには見えませんね。
これは自然界において敵から身を守るカモフラージュの役目をしているのでしょう。
金持ちらしくないシックな衣装ですが、姿かたちから黄金虫の仲間だと断定できます。

準絶滅危惧種指定になっているのは全国で繁殖場所が激減しているから。
海岸の松林などが生息場所だそうですが、白砂青松の海岸など今や見かけません。
発見場所は海岸から6kmほど内陸だから海岸とはいえません。夷隅川がすぐ近くを流れているので海岸からさかのぼって来たのでしょうか。
あるいは「河川敷にも生息する」のが事実なのでしょうか。
砂に潜って産卵するので、河川に砂場があればそこを生息地にするのかもしれません。

かみついたり刺したりしないおとなしい昆虫で、セミと同じようにたかだか1週間の命だそうですから、見つけてもほっとくのが正しい対処法です。

絶滅危惧種があれもこれもいるといういすみ市の自然環境は、とても気に入っています。すばらしい環境です。
ニホンアカガエルなど、ここではどこにでもいる普通のアカガエルですからその貴重な価値を感じられません。
画像のシロスジコガネだって貴重な昆虫だとは普通は思わないでしょう。
だから発見したら、「絶滅危惧種で貴重なんだヨ」と周囲にお知らせすることは大切なことだと思っています。

これから先、稲穂につくカメムシを撃退するために農薬の空中散布が行われます。
登校途中の小学生が浴びて問題になりましたから、登校時刻前の早朝に行うようです。
おそらくカメムシ以外もダメージを受けることでしょう。

農薬がついた野菜はすぐ食べるな、洗濯物は干すなともお知らせに書いてありました。
いすみ市は「コウノトリが住む町」をめざし、生物の多様性を保障する取り組みを市が音頭をとって先月、推進母体を発足させました。農薬の空中散布はその方針と矛盾していると思わないのが不思議です。

 

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