★絶滅危惧種・ニホンアカガエル 

 
    野菜ネットの上で休んでいました

このカエルはこちらで初めて出会い、図鑑でニホンアカガエル(日本赤蛙)と知りました。
見た通り、まだオタマから大人の姿になりたての若いカエルです。
この近辺ではいくらでもいる普通のカエルですが、調べてみて驚きました。
全国的にも珍しく、千葉県では絶滅危惧種のAランクに指定されています。

カジカガエルという美声の持ち主のカエルがBランクなのは生息地域が奥まった不便な所なので、さしあたって開発のせっぱつまった可能性が少ないからだそうです。
“山田地区”というこの近辺ではホタルで有名な地域でカジカガエルの声をきいたことがあります。ホタルにみな夢中ですから、カジカガエルの声がしたねェと言っても、エッと、気がつかなかったという人が大部分です。

わたしは若い頃、カジカガエルの声を聞きにあちらの山、こちらの山の渓流に出かけたものです。ところが房総ではホタルと同程度に棲息しているのでBランク。

画像のニホンアカガエルはAランクですから、もっと絶滅の危機にあると指定されているのですが、そこがアカガエルの悲しさ、美しい声を奏でるでもなく、珍しい芸を披露することもなく、カエルだぁでおしまいです。だれも貴重だとか高貴なカエルだと思ってくれません。

Aランク指定は生息環境、つまり水辺、もっと限定すると千葉県では田んぼが急速に減反政策の関係で減少したことと、冬場は田んぼから水を抜くという「乾田農法」が普及したためで、この傾向が改まる気配がないのでA指定=近い将来に絶滅です。
オタマジャクシが孵化する環境が激減しているのです。 

何有荘の近辺はもともと夷隅川の氾濫原で極めて標高が低く、減反を強制された場所は田んぼから元の湿地帯に戻りつつあります。そんな環境がアカガエルが生きて行く場所を保障しているのでしょう。

田んぼや池のゲンゴロウやミズスマシ、タガメはほぼ絶滅しました。
昔の少年が昔のごとく網を持って池に行ってもその捕獲は夢のまた夢。
ニホンアカガエルの絶滅を放置したら、昔の少年世代の犯した過ち“経済最優先”を繰り返すことになります。
だから昔の少年は世の流れに少しは意義を申し立てねばなりません。

 

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