蕗の薹(フキノトウ)の初物は素晴らしい

  

田舎暮らしをしていて一番嬉しいことは野草がタダで手にはいることです。
フキノトウは土手や宅地造成されたまま放置されている場所などに自生しています。
厳密にはだれかさんの土地なのでしょうが、「野草」として頂戴しております。

フキノトウに苦みがあるのは、せっかく出した芽を人間をはじめとする動物たちに喰われぬように武装したのだと言われます。
しかし、人間も野生動物も冬場の新鮮な野菜不足を強いられた体には、この苦みが体調を整えるのに実に有効だと言うのですから皮肉なものです。

苦みが身上とはいえ、あまり苦みが強いとアク抜きが必要となります。
ほんの少し土から顔を出したフキノトウは苦みがあまりありません。そして甘い。
そのようなフキノトウは本当に軟らかくておいしく、春の恵みを実感します。

一番簡単なのは「フキ味噌」。刻んで味噌と和えるだけです。
一番豪華なのは「フキの天ぷら」。

家内が夕食のおかずに天ぷらにしてくれました。
家内もわたしもニコニコ顔。
田舎暮らしは最高です――というひとときでした。

追伸<花粉症対策にフキノトウ>
季節のものをその季節に食べるのが人間の動物・生物として自然の姿でありましょう。
牛骨粉を食べさせられた牛が狂牛病になったように、不自然な食べ物を食べていればおかしくなるのは自然の道理です。
今では冬でもトマトやキュウリをいただけます。温室栽培と化学肥料のおかげです。
しかしそのトマトと夏の露地栽培のトマトとが同じものとは思えません。
季節はずれで農薬に守られた野菜にわたしは不自然さを感じています。
国民の何十%というレベルでアトピーや花粉症などのアレルギー症状になっている国は日本の他にもあるのでしょうか。
文明が進歩して国民が不健康になるのはなんと不思議なことです。
前書きが長すぎました。
フキノトウの苦みの成分・フキノール酸は、血中のヒスタミンを減らして花粉症の予防や咳止めに効果があるといわれています。
季節のものを季節に食べるのが動物・生物としての人間の自然な食べ方・生き方です。
肥料も農薬も無縁に育ったフキノトウが健康に良いのは、人間も自然の一部であるからです。自然のサイクルの中で人間も生きてきました。
新鮮なフキノトウを食べられるのはうれしいことだけではなく、健康になるから「おいしい」と感じるのでした。
あまり手を加えないシンプルな料理が野草料理の真骨頂であり、季節の素材を生かす日本料理の原型です。
フキノトウは田舎の味で、この季節だけのものです。田舎の春をお楽しみください。

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