★ホウレンソウが甘い 

 
   4株しか育たなかったけれど

冬場に育つ葉物野菜はどれもおいしい。甘みがあります。
寒さで細胞が凍って破壊されないように糖分を自ら増やすからだそうです。
今年は何度も霜に会いましたから甘いのでしょう。
甘いだけではなく柔らかく、筋っぽくなく、アクがなくおいしいのです。

子どもの頃、アメリカのポパイのTVアニメがはやっていました。
“ポパイ ザ セーラーマン”のテーマミュージックとともにポパイがホウレンソウの缶詰を握りつぶして食べると百人力になり、悪漢ブルータスにさらわれたオリーブの危機を救います。
今考えると、あれはなにかのCMキャラクターだったのでしょうかねぇ。

当時の母親は野菜嫌いの子どもたちにポパイを引き合いに出してあれこれ説教して食べさせようとしたものです。
ところがホウレンソウのシュウ酸が問題になってから、野菜の王様の地位から転落してしまいました。
ホウレンソウが子どもに人気がなかった理由の一つはアクが強いことでした。
当時は甘くもおいしくもなかった思い出があります。

それから何十年もたってますから品種改良が進んだのでしょう。
何有荘のホウレンソウからは苦みの素となるシュウ酸のアクを感じません。
おそらく、採集したてで調理するから良いのでしょう。
肥料をやらず、殺虫剤も使用しないことでやさしい味になっているのだと思います。
無理なく自然に健康に育てばシュウ酸の量も少ないのだと推測しています。

先日、地元の原始農法家の原宏一さんの講演を聞く機会がありました。
その時、埼玉の若い方が、石灰を撒かず、耕さず、肥料を与えず、雑草の中でホウレンソウを育てているという話をして、収穫したそのホウレンソウを分けてくれました。
ちょっと見では葉が黄色くよれていますから窒素不足が想定されます。
それでも、いただいたホウレンソウの外側の葉を除けば緑の葉が隠れていました。
ゆでていただいたら、柔らかく甘いホウレンソウでした。

何有荘と同じような育て方ですから、同じような味がして親しみを感じました。
人間があれこれとあまりかまいすぎない方がホウレンソウには良いのかもしれません。
過保護・過干渉は野菜育てにも禁物のようです。
かといって、ネグレクトでもうまくいかないのは子育てと同様でしょう。

 
 

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