★暮れなのに初物のタケノコ 


 今の時期、産直店でも1本数百円はする

里山のたまり場は「研修センター」というたいそうな名前がついています。
センターには孟宗竹の竹林があり、4月になるとタケノコがわんさかと取れるので、それが楽しみで里山を守る会に参加しているようなものです。

先日はこの竹林を整備する日なので会員有志が集まりました。
竹林の中は傘をさして通れるくらいの竹の間隔が良いということで、混み合ったところは伐採し、竹炭用の寸法に切断します。ゴミや枯れた竹を運び出す作業もあります。

そこでHさんが何かにつまずいて転んでしまいました。
Hさんは地下足袋の下に眼が付いているといわれるほどの竹取名人ですからめずらしいことです。
ところがですよ、バタッと手をついた場所に何かを感じたそうです。もしやと思って掘り起こすとタケノコが隠れていたのでした。
さすが名人ですから転んでもタダ起きない。手にも眼が付いていると称賛されました。

さいわいフカフカの竹林ですから何のけがもなく、「五体投地したから仏様が恵んでくれたんだべよ」と笑っていました。
このタケノコをさっそくお昼ご飯に出したら皆さんから歓声があがりました。
掘りたてですから、洗って皮を数枚むいてお湯でゆがいただけで何のエグミもなく、タケノコらしい新鮮な味と香りがします。
刺身にできるくらいでしたが、青臭いという人もいるのでゆがき、庭の柚子を一つとって柚子味噌を添えました。

これから寒さも本番というのに土の中ではもう春の準備が始まっているのですね。
当たり前といえば当たり前なのに、この時期にもうタケノコが取れるという事実に驚きました。
暮れの内からお年玉をもらったような気分です。

 

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