★アリと共生するナタマメ 

  
   花の下にアリがいる   大きなナタマメのサヤ

なた豆にアリがウロチョロしています。
ワーッ困ったもんだ、と思いましたがアブラムシ(アリマキ)はいません。
アリは何をしているのかと言えば、蜜を運んでいたのです。

通常、蜜腺は花の中にありますが、ナタマメは花の付け根にも蜜腺(花外蜜腺)を持っており、そこから流れ出る少々の蜜が目当てでアリがやってきます。

アリは蜜を独占するために他の虫が来るといじめるらしい。茎葉に蛾の幼虫などが着き、茎葉を食べるのを妨害し、時には幼虫を襲ってエサにしてしまうらしい。
つまりアリはナタマメのガードマンだったのです。
だから、アリが取り付いているから駆除しなくちゃなんて考える必要はありませんでした。放置していれば良いのです。

なた豆は花の時期は蜜を出してアリにガードしてもらう、アリは蜜をもらってナタマメを保護する共生関係にあるなんて自然の妙技ですね。
もっともアリは恩義を感じておらず、アブラムシという絶好の相棒がいるとアブラムシを保護し、蜜の供給主である作物が枯れようとも知らぬ顔。自然界はシビアです。

さて画像右がナタマメのサヤ。10cm~20cm程度で収穫しますからこれでは育ちすぎ。
それでもスライスして煮ると軟らかくなります。
キヌサヤが終わり、インゲンも終わりに近づいたこの時期に煮物系の緑の野菜として大活躍しています。

植物は足がないから外敵から逃げられない。だからアリにガードしてもらうのですが、身を守るために鋭いトゲがあったり、苦味がきつかったり、時には有害物質を含んでいることもあります。
種子を守るために成熟したなた豆の豆には食中毒を起こす有害物質が含まれています。
それでも人間は工夫して食べてしまう。
何度も何度も煮こぼして有害物質を洗い流してから利用するそうですが、今のところは面倒なので利用していません。
そのうち豆を利用して「白アン」や「ナタマメ茶」なんぞを作ってみるつもりです。

 

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