★房総にだってイワタバコ 

 
   清澄寺付近の崖にはえている

 山道をせっせと歩かないで、チンタラよそ見しながら歩いていると思わぬところで美しい花に出会って得をした気分になります。

イワタバコは目立たない花で、日の当たらぬ湿った崖や水の滴る岩壁にはえています。小さな星形の花はいかにもすずやかに思えます。
葉の形がタバコの葉に似ており、しかも岩場に生えるのでイワタバコの名前がありますが、もちろんタバコの代用にはなりません。
こんな崖でどうやって種族を増やしていくのかと疑問になります。調べてみると細かい根を岩盤に這わせて隙間があると根付くそうです。

場所は清澄寺近辺。清澄寺の黒門を過ぎると両脇に市営駐車場があります。お寺に向かって右側に「関東ふれあいの道」の道標があり、東大演習林の中を元清澄山へのハイキングコースとなります。林道ですから歩きやすい道で15分も歩けば左側の崖がイワタバコの群落地です。
この日はあいにく雨模様で、おまけに濃いガスがかかり、せっかくの展望はまったく望めません。それで林道往復の散歩だけになりました。
さらに不幸なことに山ヒルに取りつかれました。大したことはなかったけれど、山ヒル対策はしておいた方がよろしいと思います。

川崎にいるときは古都・鎌倉によく行きました。鎌倉は花の都でもあります。この時期はアジサイ寺が有名ですが、建長寺や東慶寺のイワタバコはそれは見事なものです。たぶん手入れが行き届いているのでしょう。
イワタバコの群落を「満天の星のごとく」と言います。鎌倉と比べると清澄は自生ですからずっとワイルドですが、一つ見つかれば、あぁあそこにも、ここにもと見つけることができてうれしくなります。
鎌倉に行かないでもイワタバコに出会える、それが今回の収穫でした。

 
 

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