★今日は節分、明日から「春」

 
        イワシの頭も信心

地球の公転軌道を4等分し、春夏秋冬を各3か月とすると、冬至を中心とする「冬の3か月」が終わり、春分の日を中心とする「春の3か月」が始まります。
中国文化圏に属する東アジア各地では本日が1年の最終日ですから、1年の間に溜まった「不運の種(=鬼)」を追い出してスガスガシイ1年を迎えるための行事が豆まきです。

この日に年齢の数の豆を食べる習慣の地域もあります。
子供のころは良かったのですが、この歳になるとそれだけ食べるのは大変ですから、近年は1粒で十歳などとごまかしています。
年齢+1の豆を食べる地域もありますが、この習慣は「新春で年齢を1歳加算する」という古い習慣に基づいています。

誕生日祝いという習慣はキリスト教とともに日本に伝わり、日本で初めて誕生日祝いを行ったのは織田信長です。
信長の滅亡とともに誕生日祝いは日本から消滅しました。
お子様の誕生会や夫婦の誕生日が重要な日になったのは、大日本帝国が滅びて欧米文化に染まるようになった戦後、それも高度成長期以後の話です。

本当の誕生日を知らないという老人も昔はいたものです。どうでも良かったのです。
そして立春を期して家族全員、いや日本中の全員が1歳年齢を加えて今年1年が無事で健勝であるように祈願したものです。
このような昔からの年齢の数え方を「かぞえで何歳」といいます。

家から鬼を追い出しても、また戻ってきては困ります。
それで出入り口に「ヒイラギとイワシの頭」を飾って鬼除けのおまじないとしました。
こんなので鬼除けになるとは思えませんがね。

大切なことは家族がそろってお互いの成長を祝い、感謝し、来し方行く末を楽しく過ごすことでしょう。
豆まきやヒイラギはそのためのお膳立て。迷信だなんてメクジラ立てずに楽しく準備して家族のために豆まきもしてみませんか。
現代社会は時間的に忙しすぎ、精神的なゆとりもありません。
だからこそ時間を作って、バラバラになりかけた家族の絆を再確認する行事が必要な気がしています。

 

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