冬至の食事

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12月21日は冬至で、この日はゆず湯に入り、カボチャを食べるのだという風習はまだいくらか行なわれているようです。スーパーで宣伝していますからネ。

冬至は日中の長さが一番短くなる日で、昔の人は太陽の力が最も弱くなる日だと感じました。
この日に、太陽にカンフル剤を打つと翌日から元気を回復して日が長くなると信じられました。

古代ローマ帝国では冬至の日が大晦日で翌日から新年が始まります。
クリスマスとは実は古代ローマの冬至の祭がキリスト教的に変化したものです。
今日ではクリスマスと冬至の日はずれていますが、まぁそこは目をつぶってというわけです。
大晦日には今年の太陽(神)の死と復活・再生を祈願する行事が行われました。

日本でも柚子は太陽の象徴です。太陽をお風呂にいっぱい浮かべて太陽の力を強化する行事です。
カボチャは水平に切ると黄色の円形になり、やはり太陽の象徴となります。
ゆず湯に入り、カボチャを食べて太陽の力を我が身に蓄えて新年を元気に迎えようという行事です。

これらの日本の行事が確立したのは江戸時代です。
江戸時代はもっとハデで、ダジャレの連続です。
冬至の日に「ン」がつく食べ物を食べると、運がつくと言われ、そのような食品を七つ食べるのだそうです。
「運の七つ盛り料理」といわれました。
七つという数は七福神と同じで、縁起の良い数です。

ナンキン(かぼちゃ)、ダイコン、ニンジン、カンテン、レンコン、ギンナン、キンカンで七つとなります。あるいはどれかひとつをウドンに変えても良いでしょう。

ニンジンのように「ン」が二つあるのが上級で、「ン」が語尾だと中級。コンブのように語中にあるのは低級ですがOKだったようです。

「運の七つ盛り料理」の習慣はほぼ廃れていますが、現代風にアレンジして家族でナゾナゾを楽しんでみてはどうでしょうか。
無理して一つの料理にまとめず、コースで七つ、一日で七つでも良いでしょう。

そうなれば色々あります。
ミカン、ボンタン、ポンカン、デコポン
コンニャク、コンブ、ニンニク、カンラン(きゃべつ)
メロン、マロン(栗)、シナモン、プリン
ベーコン、牛タン、ホルモン(もつ)
アンパン、カレーパン、ジャムパンなど
ラーメン、ワンタン、タンメン、チャーシューメンなど
担々麺、甜麺醤(テンメンジャン)は「ン」が三つもあります。
まだまだあります。
ハンペン、トコロテン、キンメダイ、キントン、イカ天、エビ天‥
天丼、牛丼、親子丼‥

でも究極の「ン」は「ご飯」でしょう。

「ン」は「イロハ」の最後の文字であり、五十音の最後の文字です。
1年を締めくくる最後の文字です。
「ン」を1年の最後を目出度く締めくくり、明年を目差す文字として遊んだ江戸市民の「遊び心」を現代に生かすのもなかなか「粋」なものでないでしょうか。

 

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言葉遊びが消えていくのは寂しいですね。私たちの世代が最後の世代になってしまうのでしょうか。言葉遊びは話し手と聞き手がいて成り立つ遊びです。「達磨さん、達磨さんにらめっこしましょ、笑うとだめよアプップ」も減りましたね。「カイグリカイグリトットノメ…」まだ若い母親の間では健在なのでしょうか。電子ゲームなど一人遊びが流行し、そもそも少子化ですから、聞き手のいない言葉遊びが滅び去るのはさびしいことです。わたしの両親からはもう昔の言葉遊びを聞くことができません。健在なうちに聞いておけば良かったと思っています。