★太東崎灯台で河津桜が咲いた

 
    開花率は全体で0.5%程度

またまた寒くなりましたが先日は久しぶりの暖かさでした。
数日続いた暖かさで、あわて者の河津桜がほころび始めました。
見頃は今月下旬だろうと思われます。どうも平均気温が10°Cになると咲き始めるような気がします。

数年前に灯台環境保全のボランティア団体が植樹した時はかよわい苗木だったのに、だいぶ大きく育ってきました。
河津桜は河津で見るのが良い、この地の生態系に合致しないなどと日頃うそぶいているのですが、見慣れてくれば桜に罪があるわけではない、と寛容になってきました。

河津桜は1955年に発見された新顔で、早咲きの桜なので町おこし、町の新名所作りに各地で採用・植樹されています。
たしかに立派な河津桜の並木にはたくさんの観光客が訪れています。

しかし、サクラは山桜が風情があると思います。
     敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花(本居宣長)

どうしてここに桜の木があるのか、と不思議な感じがするのが山桜です。
いつもはまったく目立たず、周囲の木に埋もれているのに、その季節になるとだれも愛でる人がいなくとも咲き誇ります。
植物ですから当たり前ですが、周囲の評価とはまったく無関係に自分の一番美しい姿を表現しています。

国見、山見、花見は一連の言葉で、いずれも自然の持つ偉大な精気(神)を迎え、自己に取り込む神聖な行事でした。
山頂から麓(フモト)をながめると、人間はなんて小さなことで悩んでいるんだと思いますし、秀麗な山並みを望みますとそれだけで粛然として元気になります。(国見、山見)
寒さに負けず、可憐な花を咲かせる梅や桜の老木に神聖さを感じ、神様と一緒に食事をし、御神酒を頂き、今年の豊年万作・無病息災などを祈願したことが花見の起源で古い古い歴史があります。

都市市民の間では今やサクラはどんちゃん騒ぎの引き立て役、人寄せのデコレーションに成り下がり、サクラの精は苦笑していることでしょう。

 

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