★初詣は玉崎(タマザキ)神社

 
      狛犬と茅の輪

いよいよ今日から小寒。20日からが大寒で寒さが本格化します。
2月の3日が旧正月で、翌4日が立春。
つまり、旧暦で言えば本日はまだ12月3日、晩冬です。
寒さがどん底になったら後は暖かくなるだけ-――春の始まりが1年の始まりだと東アジア(中国文化圏)の人々は考えてきました。
暑さ寒さが1年の季節の移り変わりの基準でした。

ところがヨーロッパでは日の長さ・短さが季節の基準です。 
真夏(midsummer)とは6月の夏至前後で、真冬は12月冬至の前後。
冬至が終わったら新年が始まると考えてきました。
日が長くなるのがウレシイのです。高緯度の人はとくにそう実感するのでしょう。

明治政府が強引に西暦を採用してから季節感とカレンダーがずれてしまいましたが
まぁしょうがない。
まだまだ寒いけれど「新年」だからと、この近辺の鎮守である玉崎神社に初詣に行ってきました。

玉崎神社の狛犬は、色が黒くてリアルで愛嬌のある狛犬です。
普通は唐獅子みたいなはずなのに不思議な狛犬です。
参道の中央にはカヤで作った大きな「茅(チ)の輪」が建てられていました。
茅の輪くぐりをしたくてこの玉崎神社に参拝したのです。

神社の参道を「産道」とシャレ、茅の輪をくぐり抜けることによって、赤ちゃんが生まれるように古い自分から新しい自分に生まれ変わる、再生・復活するという古代から続く新年の呪術的儀式です。
茅(カヤ)そのものにも、あるいは茅を編んだ綱にも、その輪にも呪術的な生命力・霊的な力があると古代人は信じてきました。

永遠の命、命の再生と復活は世界中の神話の重要なテーマですが、いずれも現代社会では「昔のお話」の世界です。
ところが、ここいすみ市では地元の人々によって連綿と引き継がれ、今でも生きた行事として残っています。
そこがスバラシイですね。
無形文化財には指定されていないけれど、おそらく縄文時代から引き続く行事です。

今年も茅の輪をくぐって来ましたら、少しはマトモな心身に再生・復活したことでしょう。
そう思いこめば良いのです。そう自己暗示をかける行事です。

 

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