★梅の精が宿るかのような梅の老木

 
       千葉県袖ヶ浦市にて

画像右の民家を見れば梅の大きさが分かります。
現役で働いていた頃は、梅や桜の開花を聞くと無理をしてスケジュールを調整して寒い美空にもかかわらず花見に出かけたものです。
(花見で一杯が主目的でした)
関東地方の主な梅園はたいてい知っていますが、こんな大きな梅の木は見たことがありません。
ここは内房で、古い歴史のある地域ですから数百年を経た梅の木でしょう。
しかも満開です。

梅林の中にあるのではなく、山腹の段々畑の中に一本だけスクッと立っている姿が雄々しい感じがします。
植物は足がないので逃げも隠れもできません。
長い歴史の中で切られもせず、雷にも会わず、戦禍も逃れて立ち続けていること自体が素晴らしいことです。
もしも深山幽谷にあったら「ガラスの仮面」の舞台になりますヨ。
それだけで何かしら霊力が宿っているような気がします。

しかし残念ながら深山幽谷ではなく、梅林でもなく、開けた場所に一本だけ屹立しています。
明るい場所に一本だけの梅の木。それはそれで、いつもこの場所を車で通る時に感嘆しております。
都会にあったら千客万来でしょうが、「田舎」にありますから周囲に見学者の一人もおりません。それがこの梅の老木の良いところでしょう。

  梅の花 今盛りなり 百鳥(モモトリ)の 声の恋しき 春来るらし
          万葉集 巻5 834 小令史田氏肥人(ショウレイシ デンシノヒビト)

もう来週(2/4)は立春ですから、昔の人の表現力にも感心いたします。

 

関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント