★サザンカの話


      隣家との境界垣根の山茶花が満開

庭のサザンカが満開になりました。例年になく満開です。
これからエサ不足になるとスズメやヒヨドリ、メジロなどが毎日押しかけて来ることでしょう。ご馳走に思えるようです。
サザンカの蜜はおいしい。花を丸ごと甘酢漬けにして食べる人間様もいるらしいがまだ試したことはありません。

サザンカはツバキの仲間で、お茶の木も同じくツバキの仲間です。
お茶の花が一番先で10月頃に咲き、サザンカが11月~年始、ツバキは節分の頃になってから咲きます。
しかしサザンカとツバキの区別は容易ではありません。
品種改良がすすみ、咲く季節も様々ですし、葉の形も様々。一重か八重かも様々。
ポトリと落ちるか、花びらが散るかも様々でお手上げです。

とりあえず、ツバキは葉がサザンカよりも厚くてツルツル光り、中央の葉脈を凸にして丸まっている。
サザンカは中央葉脈が凹となっている、葉の色が薄くて小型、で見分けていますが、あまりアテにはなりません。

サザンカの学名は Camellia sasanqua カメリア ササンクァ
日本発で欧州に紹介された植物ですから学名に サザンカ が採用されています。
学名は、「属名+種名」であらわし、なんとなく「姓+名」に似ています。
カメリア家のサザンカさんという表記です。
カメリアはツバキの意。

サザンカは漢字で書くと「山茶花」。素直に読めば「サンサカ」でしょう。
サンサカを誰かがササンカと言い間違い、それがサザンカになったという説が有力です。
ところが江戸時代の『花壇地錦抄・カダンチキンショウ』という本には「茶山花」と書かれているそうです。
茶山花ならサザンカと読めます。
この説に従えば、「茶山花」を誰かが「山茶花」と書き間違え、あるいは書き改め、
「山茶花」の表記がメジャーになって定着したことになります。

突然ですが、「秋葉原」を何と読みますか?
アキハバラ ですか? アキバハラ ですか?
オタクの聖地・電気街の秋葉原――「アキバガハラ」が江戸時代の地名です。
ところがJRの駅名は「アキハバラ」。旧国鉄が強引に決めたものです。
今は若者がアキバと省略し、AKB48などがメジャーですからJRの駅名のトンチンカンぶりが際だつようになりました。

読み方や漢字表記を間違えたり、勝手に改めることはママあることです。
秋葉原の読み方は記録があるので正誤がわかりやすい。
サザンカ場合、言い間違い説と書き間違い説があり、どちらが正しいのか、甲乙つけがたく思います。
どうでも良い知識ですが、花の名前にも深い由来、人々の長い歴史があるものなのだなぁと感じ入る次第です。

 

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