★自然薯(ジネンジョ)掘り


     残念ながら細身ですが味は抜群

日本に昔からあるイモと言えばヤマノイモとサトイモ。
ジャガイモもサツマイモも外来種です。
また、よくトロロを作るナガイモも外来種で、ヤマノイモとは違います。

このヤマノイモは山に自然に生えているので“自然生・ジネンジョウ”と呼ばれ、後にイモを意味する「薯」という漢字を当ててジネンジョとなりました。
いすみ市では「ジネンジョウ」という昔ながらの名前で売っている場合もあります。
これは間違っているのではなく、由緒正しい名前です。

これを掘り出すのは大変な労力を要し、わたしは敬遠していましたが、知人が掘りに行くと誘ってくれましたので、意を決してついていきました。
1時間掘り進んで1本の収穫です。2本で2時間。腰が痛くなりました。

つい先日ニュースで、自然薯掘りに出かけた人が穴に首を突っ込み、窒息死したと報道されていました。
おそらく平地のイモを掘り出していたのでしょう。 少なくとも1.5m位は垂直に掘らねばなりません。
イモの先端を確認しようとして頭から転落したのだと思います。

だから知人は急斜面に生えているイモを狙います。
道なき斜面をヤブコキしながらイモの枯れたツルを見つけ、斜面のサイドから掘り出すので転落の心配はありませんが、斜面をずり落ちることを警戒して不自然な姿勢を保たねばなりません。
木の根や笹・竹の根が邪魔してなかなか大変な作業です。
イモを形良く取り出すのに失敗して折ってしまいました。

細いイモでしたが、これを洗って泥を落とし、ガスバーナーで毛を焼き払い、もう一度洗って皮を少々除き、摺り器でおろし、さらに摺り鉢でよく当たります。
どんなに摺っても一塊(ヒトカタマリ)になる粘着力ですから、だし汁で伸ばし、醤油少々で味付けますと極上のトロロ汁になりました。

これをアツアツのご飯にたっぷりとかけ、本マグロのヅケを載せて頂きました。
平安貴族あこがれのトロロ汁に本マグロですから、王侯貴族並み、いや、それ以上でありましょう。
苦労はしましたが山の幸をタダでゲットし、口福(コウフク)な時間を過ごしました。
 
 

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