夜空をながめてみませんか

 
       今年の旧暦七夕は8月16日(月)

Aが織女(こと座のベガ)、Cが牽牛(わし座のアルタイル) Bは白鳥座のデネヴ
ABCを直線で結ぶとCを頂点とする「夏の大三角形」になります。
Aは天頂近くにあるのですぐ分かることでしょう。
Bは天の川の真ん中にありますが、天の川が見えない時はAの斜め左下、やや東の方向にあります。
CはBのやや右下、やや西の方向にあります。
夏の大三角形を見つけることができれば星座がぐっと身近になります。

本来の七夕は旧暦の7月7日で、この日は毎年必ず上弦の月に相当します。
夜半には月が没し、夜空の星を見るには絶好のコンディションになります。
お盆の中日は旧暦の7月15日。毎年必ず満月の明るい夜で提灯さえ不要。
村中総出で、徹夜の盆踊りだって容易だったのです。
七夕が終わるとすぐ盆の行事に引き続くのが江戸時代までの風習でした。

新暦の7月は梅雨時で夜空を眺める時期ではありません。
旧暦の7月は今の8月ですから、大風が来なければ夜空は安定します。
今年の立秋は8月7日。8月16日は暦の上ではすでに秋。
七夕は夏の行事ではなく、初秋の行事だというのが日本の伝統文化でした。

すでに秋の虫も鳴いていますから夕涼みに秋の気配を感じることでしょう。
今週の週末はペルセウス座流星群ですから15分以上夜空を見ていれば流れ星に出会えるかもしれません。
西の方角には金星・土星・火星の豪華三点セットが見られます。

さて万葉集に次のような歌があります。
                巻10 2013番 柿本人麻呂
   天漢 水陰草 金風 靡見者 時来之
 あまのがは みづかげくさの あきかぜに なびかふみれば ときはきにけり

天の川で星が妖しく輝いている。目の前の川の水辺の草が秋風にざわめき靡きだした。天界と地上界が同調している。ああ今こそ年に一度の時がきたのだ-(拙訳)

壮大でロマンティックな歌ですナァ。
稲穂の上を通り抜ける風に猫バスが見える人には見えます。
人麻呂は吹き抜ける秋風で天界でのデートが始まったのだと分かったのでした。
七夕とお盆は旧暦で祝ってこそ、その味わいが深いと思います。

 

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