ハニーサックル

   
        和名は金銀花、スイカズラ、ニオイニンドウ

この近辺ではやっかいな雑草扱いの蔦葛(ツタカズラ)です。
周囲の樹木にからみつき、生け垣ではそれなりに手入れされていますが繁殖力が強く、放置しておくとジャングルです。

今の季節になると白い花を咲かせ、それがやがて黄色く変色し、白花と黄花が混在するので、金銀花といいます。
耕作放棄地にも勝手に繁って甘い香りを漂わせています。
学名がロニセラジャポニカ Ronicera Japonica で、名実ともに日本を代表するハーブなのに、まだ利用したことはありません。

スイカズラの名の由来は、花の密を吸うと甘いからだとも、花弁の形がものを吸い込む時の唇の形に似ているからだとも言われています。
ニンドウとは漢字で忍冬。冬でも枯れずに耐えるから忍冬で、甘い香りがするので“匂い忍冬”だそうです。

昔から漢方薬の材料として有名でしたが、欧米でカラフルな花に改良された品種がハニーサックルというハーブとして売り出され、都会人の人気を集めました。
都市部の再開発地域でも壁面緑化植物として公園などで採用されています。
元もと日本では野草・雑草扱いなのに、時代の風を受けてたいした出世です。
匂い忍冬などという風雅な名前はどこかにすっ飛んでしまいました。

金銀花は蔦葛ですが、親類筋に小木となる「金銀木」があります。
こちらも白・黄色の花で、花だけを見たら区別は難しい。
わたしは最初、金銀木は金銀花の別名かと思っていましたが、実物を見る機会があって納得。金銀木は「木」です。
こちらはオメデタイ木として江戸時代は人気者でした。

金銀木の実は赤い瓢箪ヒョウタン型で、その点も人気が出た理由でしょう。
金銀花の実は丸く黒くて有毒です。花や葉、あるいは根まで利用されるのに、実が有毒とは意外な植物です。

 

関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント