いずれがアヤメか?見分け方

   
        画像はアヤメ。漢字で菖蒲と書く

いずれが菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)といいますが、ちょっと見では区別がつきません。
しかも世の中には花菖蒲(ハナショウブ)が存在し、花が咲かない菖蒲(ショウブ)までありますから識別は絶望的になります。

まずアヤメですが「文目」が語源。
画像のように外側に垂れた花びらの付け根付近にトラの縞々模様というか何というか、かなりハデな文様(文目=綾)があります。
花はムラサキ。陸地で育つ。湿地でも育つらしい。(尾瀬・アヤメ平)
紫色でハデな文様が目印。これがアヤメだよ、断言すればよろしい。
たくさん覚えると混乱して全部忘れてしまうから、アヤメをしっかり覚えること。

次にカキツバタ。画像は尾形光琳の燕子花図屏風(カキツバタズビョウブ)の一部。
   
アヤメに似ているが花は全部紫で模様がない。
ただし本物はアヤメ文様の部分にわずかに白または黄色の筋がちょっぴりオマケのようについています。
湿地で育つカキツバタはこの有名な屏風絵を思い出せばよろしい。
両方とも紫の花だけど、アヤメはハデ、カキツバタはシック。

その他はすべて花菖蒲の仲間。
これはショウブだよ、花菖蒲だと断言できるポイントは葉。
ショウブは尚武に通じ、勝負とも音が同じです。
だから5月5日の男子の節句に飾ります。
さてショウブの葉は中央の葉脈がはっきりしており、両刃の剣のような姿です。
だから邪気を払う。
アヤメもカキツバタも葉は同じような剣型ですが、中央の葉脈がはっきりせずペロペロです。これでは剣を連想できません。
花菖蒲の仲間で誰にでも判るのが黄菖蒲(キショウブ)。説明不要。黄色の花。
野花菖蒲(ノハナショウブ)の花は赤紫。
いわゆる花菖蒲は紫・白・絞りなど様々。
最近はジャーマンアイリスまで売り出されて、もう識別するのがイヤになりました。

菖蒲湯につかう菖蒲(ショウブ)はきれいな花が咲かないサトイモ科の植物。
アヤメや花菖蒲の葉だけを使っているのではありません。
よく似た葉ですが一層中央の葉脈がはっきりとしているので邪気を払うには最適と言うことでしょう。

「六日のアヤメ」とは時期はずれのことですが、今日は十日。でも旧暦ではまだ三月ですからアヤメの話題もご容赦下さい。

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