モンキアゲハ

   
          実は2週間前の画像ですが…

大型で黒いアゲハチョウ。後ろ羽の中央にクリーム色の大きな紋があるので“紋黄揚羽”というきわめて分かりやすい命名。
撮影は2週間前だからまだツツジが盛りの時期。もうツツジも終わり、確実に季節が移り変わって来ています。

モンキアゲハは南方系の蝶で、わたしが昆虫少年であったころは大変めずらしい存在でしたが、ここ外房では最近よく見かける蝶の一つです。

2009年に仙台でも春型モンキアゲハが初めて発見されたというニュースがありました。春型とはサナギで越冬したタイプでやや小型という意味です。
風に運ばれて飛んできたのではなく、仙台に食草があり、そこで生まれ、サナギになり、初夏になったので羽化したというニュースです。
このニュースが意味していることは地球の温暖化が着実に進行しているということ。
数年前までは福島県が北限でしたから。

どちらかというと山林周辺を好むので都会地ではあまり見かけないかもしれません。
しかしカラスサンショウやミカン系の植栽は都市部でも多いので、アゲハがいる地域にならば都市部にも遠からず進出してくることでしょう。

モンキアゲハが増えてもどうってことありませんが、アゲハと同様に南方系の諸生物もジワジワと生活圏を北上・拡大していることに注意せねばなりません。
その中には好ましくない昆虫や病原菌もあることでしょう。
逆に北方系の動植物が徐々に減っていくことになります。
稲は南方系ですが日本の気候に合わせて品種改良されました。新潟や富山のコシヒカリが全滅し、生き残るのは北海道の米だけだという予想も立てられています。

モンキアゲハを見かけると、アッ、モンキダ! と昆虫少年だった頃の血が騒ぎ、うれしくなりますが、同時に地球温暖化を肌で感じることになり、複雑な気分です。

 

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