わき出る春-スプリング

   
        ピンクの花が玄海ツツジ

桜の開花宣言とともに一斉に春が訪れてきました。(今朝は寒いですが)
ゲンカイツツジの花の向こうは白も黄色もラッパ水仙。この時期の水仙は美しく香りも高い。種類も多く、早咲き水仙に代わり春の水仙の主役。
庭ではユスラウメやスズランも満開です。

春は、“張る・ハル”が語源。
ものみな精力・活力がみなぎって、ふくらんでくる様を「ハル」という。
   草木の芽や花の芽がふくらみハリだした頃、水田にたっぷりと水をハル。
   春は別れの季節ですが、新しい出会いにハリ切る季節でもあります。
   期待に胸をふくらませる――それがハルです。

英語:spring スプリング の意味も似ています。
スプリングは春という意味だけではなく、飛び出す、わき出るという意味があります。
それで泉もバネもスプリング。
草の芽も花も虫もピョンピョン飛び出す季節なので、スプリング。
スプリングは元気がわき出てくる季節のことです。

ものみな枯れ果てていたのに春になるとすべての植物は復活し、冬眠していた動物たちも動き出す。
死の世界から生の世界に劇的に復活・再生するのがこの時期です。
キリスト教の復活祭(今年は4月4日)の起源は、イエスの刑死をはるか昔に遡る、ヨーロッパ古代社会に起源を持つ春の祭典でした。

この祭典に匹敵する日本の行事がおそらく『花見』でしょう。
花見の起源はいろいろ言われていますが、要するの春の精・春の生命力・成長を司る神々に感謝し、その霊力をわが身に取り込み、田んぼや畑の作物の豊作を祈願する行事です。
タダで神様に祈るわけにもいかないので、酒肴を整え、その後、神々と飲食をともにする、これもまた起源はおそらく縄文時代に遡る行事でしょう。

現代では桜の木の下で醜態をさらけ出す行事になってしまいましたが、
静かに酒を酌み交わし、今年の豊作と無病息災を祈願することにしましょう。
おっとその前に、これまで何とか生きて来られたことを神様に感謝するのが礼儀です。

 

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