手軽な発芽玄米

お殿様は白米を食べていましたから、白米の方が玄米よりおいしいと思う方がたぶん、正解でしょう。
明治時代、白米を食べさせるといって徴兵制を実施したそうです。
北朝鮮のキム・ジョンイルの父、キム・イルソンは「国民みんなが白米を食べられることを約束する」と言ったそうです。

白米を食べられるということは、極貧生活からの脱出を意味していた時代がありました。
ところが日清戦争で白米の欠点が明らかになりました。
日本軍兵士に脚気(カッケ)という病気が蔓延したのです。

この病気は江戸時代から知られていました。
地方の人が江戸に行くと白米を食べる機会が多く、江戸病ともいわれました。

そうです。白米には食物として完全ではありません。多くの副菜を必要としています。
庶民は、ドカメシにウメボシ(日の丸弁当)だったのです。
それほど白米はウマイのですが、その欠点を殿様は副食でカバーし、庶民はカバーできませんでした。

玄米は「完全食」と言われるほど栄養バランスが良いそうですが、消化が悪く噛むのに苦労します。
現代人はみんな殿様ですから、固すぎるご飯は嫌いです。

近年は玄米も見直されてきました。我が家も玄米精米機を買って色々ためしました。
でも最近は精米機の出番が少なくなりました。

玄米を精米せずにそのまま頂くことが多くなったからです。

その秘密は「発芽玄米」にすれば食べやすくなるという経験です。玄米は水を吸いにくく、白米は吸いやすい。
玄米を柔らかくするために1日~2日ほど水に浸します。そうすると玄米は発芽の準備を始めます。
白米は「死んだ」米なので水に浸けても決して発芽しません。

胚芽部分が膨らめばOKです。芽がでなくともいいのですが画像ではいくつか芽が出ています。
この状態で炊飯器で炊きます。
白米よりはずっと噛みごたえがありますが、最近は白米の噛みごたえのなさが気になるようになりました。

玄米に慣れない人は、この発芽玄米を白米1合に対して大さじ1~2杯程度白米に混ぜれば良いと思います。

「白米+そのまま玄米」で炊飯すると、水分の吸収率の違いからやや違和感があり、長続きしないかもしれません。
我が家では玄米の固さにも慣れ、白米の歯ごたえのなさに逆に違和感を感じますが、それは生活習慣の差です。
白米ご飯だと「オー 目がくらむ」などと魚柄仁之助さんの真似をしています。

発芽玄米ご飯にすると納豆ご飯でも、ガガーとご飯をかけ込むことがなくなり、よく噛まねばなりません。それは食事を楽しむためには良いことだと思います。
またよく噛むと唾液が出ます。唾液をたくさん出すのは医学的に良いことだそうです。
よく噛むこと歯茎が丈夫になり長生きできるそうです。

長生きなんかはしなくとも良いけれど、歯が痛くて死にそうになるとか、総入歯になるのはちょとねぇ、今の所は。
そこで結論。玄米は栄養バランス抜群で、健康にも良い。

発芽玄米にすると、栄養効果が高まり、噛みやすくなる。
庶民は「殿様の生活」を理想とせず、庶民の智恵で生きるるべし。

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