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★ジャコウアゲハの羽化

ジャコウアゲハ
   羽化したてのようで、まだ全体に色が薄く透き通っている

朝、8時半ごろ、ウマノスズクサの隣に植えた白ナタマメの大きな葉の裏で羽化したてのジャコウアゲハを発見。
もぬけの殻になったサナギがそこにあったけれど、そこにあると知っていればもう少し気を配って、早朝から観察できたのに…。
羽がすっかり伸びきっているところを見ると、7時ごろに羽化し始めたらしい。

ジャコウアゲハの幼虫は性悪で、自分がもう蛹(サナギ)になると自覚すると、食草のウマノスズクサの茎を食べる。すると食いちぎられた上の茎葉は枯れてしまいます。
自分だけ蛹になれば、他の仲間が飢え死にしようと関係ない、という振る舞いをします。

蛹になる場所は天敵の鳥や蜂に見つかりにくい場所で、雨露がしのげる場所が最適です。
そのような場所を求めて時として何十mも移動することがあります。
ウマノスズクサの上部が枯れたので、どこかにサナギがあるだろうと探していたのに見つかりません。
まさかこんな近くでサナギになっていようとは気が付きませんでした。

画像では色調がはっきりしませんが、現物を見たときに、あぁメスだなとわかりました。
オスは羽の色が真っ黒けで、メスは薄茶色の羽をしています。

普通のアゲハはカラタチやユズなど柑橘類一般に卵を産み、キアゲハはニンジンやアシタバなどせり科の植物に産卵します。
どちらも産卵する植物に困ることはないでしょう。人間様は「ゲ、毛虫だ」と嫌う人は多いでしょうが。

ジャコウアゲハはウマノスズクサというつる性で毒のある草にしか産卵しませんから、生存条件はアゲハやキアゲハよりもずっと狭い。
都会地ではつる性の雑草は刈られてしまうので、ほとんど生存・繁殖条件はありません。
田舎だって最近は環境整備と称して、周辺の草とともに刈られてしまうことが多くなりました。

それでわざわざ、ウマノスズクサを植えてジャコウアゲハを呼び込もうとしたのですが、今年はどういうわけか、ちっともよりつきません。
それで蝶仲間から幼虫を分けていただいて、育ててきました。
1頭でも無事に育って羽化したので、あぁ良かったなぁと思いました。
このチョウの子孫が毎年何有荘に寄ってくれれば良いのになあなどと思っています。

なお、蛇足ながら、ジャコウアゲハを全市あげて保護しているのが、姫路市。
姫路城を築城した池田氏の家紋が揚羽(アゲハ)で、姫路城の瓦には池田氏当時の揚羽紋瓦が多数残存していること、播州皿屋敷のお菊さんの化身がジャコウアゲハのサナギだとされていることなどで、市の蝶に指定されたそうです。

多少、市の宣伝臭ささはありますが、ジャコウアゲハを保護するのって良いことだと思います。
モンシロチョウのように白菜やキャベツを食い荒らすこともありません。
ちょっと市の格が上がったような気がします。



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