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★夏の雑草――カヤツリグサ

カヤツリグサ 
   線香花火を丈夫にしたような「花」。三角柱の茎。目立たない根元から細い葉が多数。

子どものころ、図鑑で知っていた草ですが、こちらに移住してからは時々見かけるようになりました。
湿地帯、湿った土地に生えるとありますが、けっこう乾燥している場所でも見かけます。

カヤツリグサとは「蚊帳吊り草」の意味でしょうが、なぜこの草がカヤツリグサと命名されたかが、子ども心にずっと疑問でした。
インターネットって便利ですね。「カヤツリグサ 遊び」で検索したらいくつもヒットしました。
      かやつり
  
天地を切り落とし三角柱の茎だけを使います。
  1.茎を右から水平に左へ切り開きます、左端は残しておきます。
  2.次に、左から右へ真上から切り開き、右端だけは残します。
  3.右端と左端をつまんで開くと、
  4.ひし形の形ができます。


蚊帳(カヤ)は四隅で吊り下げますから、ちょうど吊った蚊帳を真上から見下ろしたような姿になります。
なるほど、それでカヤツリグサと言うのかと納得しました。

それで早速、遊んでみましたがなかなかうまく来ません。
第1段階の水平に切り分けるのまではいきますが、次の段階、縦に切り分けるのが難しい。
途中で切れてしまいます。
なるほど、それで昔の子どもは遊びとして、みんなでうまくできるか、できないかを競い合ったのでしょう。

相方さんは「あら、遊び方知らなかったの?」と優越感丸出しで手本を示してくれました。
何事も子どものころ身に付けたことは忘れないものだと感心しました。

今の子どもは群がっての野外遊びをしませんし、第一、蚊帳なんぞ見たこともないでしょう。
カヤツリグサ――なにそれ?の時代になってしまいました。

もっとも、カヤツリグサそれ自体を雑草の中で見つけることが減りました。
いすみ市の雑草で一番多いのは今や外国産の帰化植物です。
牧草系が多いのは国土交通省や道路公団が道路や工事斜面を素早く緑化するために導入したためだろうと推測しています。

外来系がのさばる中で、昔ながらの雑草、たとえばカヤツリグサなどが減り続けるのは残念なことです。
カヤツリグサがなければ、どんな悪ガキでも蚊帳吊りを作って遊ぶことはできません。

 
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