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★電線で大声で叫んでいるのはオオヨシキリ

オオヨシキリ
     ふつうはアシやガマの穂に止まって叫ぶのだが

夏が近づくと、何有荘近くで一番大声で叫んでいる野鳥は夏の渡り鳥・オオヨシキリです。
スズメより少し大きく見えるのは、尾がスズメより長いからか。
体の色はスズメと同じくくすんだ茶色です。

湿地帯である葦(アシ)原にやってきて、大声でテリトリーを宣言します。
ふつうは葦原のアシやガマの穂の先端に止まってさえずるのですが、この個体は電線に止まるのが好きなようです。
電線上の方が視界が広くとれることに気づいたのでしょう。

近づくとすぐ逃げてしまうので、ちゃんとした画像はネットから拝借しました。
  オオヨシキリ2  画像元→● 

どこにそんなエネルギーがあるのか。大きく口を開いて大げさに、仰々(ギョウギョウ)しく鳴きます。
その鳴き声は ギョギョシ、ギョギョシ ゲチゲチゲチと聞こえます。
それで 俳句の世界では、行々子(ギョウギョウシ)という名になり、夏の季語となるようです。
実際の声を聴きたければ 「オオヨシキリ 鳴き声」 で検索をかけるとたくさんヒットします。

葦原のアシという語感を嫌ってヨシと言い換えることがあります。
吉原とは、本来は葦原のことです。
その葦の茎に潜む虫を、茎を引き裂いてついばむので、ヨシキリ。
コヨシキリという別種もいるそうですが、会ったことはありません。

  よしきりの ここだ来鳴ける 河口に かかる木橋は 古りにけり
                                  宮本百合子


「ここだ」とはたくさんの意味。河口に架かる木橋とは国道128号線、夷隅川に架かる江東橋のことで、戦前はコンクリ製ではなく木橋だったのですね。
東京から病気療養に来た百合子には、懐かしいような心休まる景色だったのでしょう。

毎年、夏が近づくとオオヨシキリが今年も来たなとうれしくなります。
野鳥が得意な知人が東京から来たとき、オオヨシキリがうるさいんだよね、と自慢げに言ったら、夏の間だけですから我慢してください、と真面目に返されてしまいました。

子どもの声がうるさくとも、虫の声がうるさくとも、カエルの声がうるさくともそれが自然の姿ですから、自然の姿が自然に回っていることはうれしいことです。
虫の音も聞こえない、鳥もカエルも消え失せ、そして子どもの泣き声や笑い声さえしない世の中なんて、想像するだけでさみしくなります。


 
 
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