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★卯の花が咲くから卯月

宇津木
      何有荘のヒメウツギ(姫宇津木)満開

5月15日は新月で、旧暦でいえば今日が卯月の1日。
5月5日が立夏でした。それからまだ10日なのに、もうずいぶん経ったような気がします。
今日も暑かったですね30℃ありましたから、いまごろ卯月かと何か変な気がします。

卯の花が咲けば思い出すのがホトトギス。佐々木信綱の「夏は来ぬ」。
卯の花の 匂う垣根に 時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

いつのまにか冬鳥のツグミがいなくなり、夏鳥のホトトギスがいすみ市にもやってきました。
トッキョキョカキョク(特許許可局)、トッキョキョカキョクと叫んでいるのがホトトギスです。
ついでに広い湿地帯にはこれも夏鳥のオオヨシキリが来て、ゲゲッチ、ゲゲッチと大騒ぎです。

ウグイスは春から鳴き始めて秋になるまでホーホケキョ、ホーホケキョとずっと元気で
コジュケイもまた チョットコイ チョットコイと大声で鳴いています。
田んぼではカエルの大合唱ですから 今の時期は何有荘周辺は朝から夜までけっこうにぎやかです。

卯の花は正しくはウツギといい、枝や幹の中が中空になっているので「空木」なのだとか。
卯の花は良い香りがするのかと信じて植えたのに、まったく匂いがしません。
知らないと言うのは恐ろしいもので、良い香りのするウツギもあり、バイカウツギという梅の花に似た花を咲かせるウツギだそうです。
何も知らず、ホームセンターで売っていたウツギを購入したのが間違いでした。
万木城ハイキングコースにバイカウツギがあると聞いていますので、暇を見つけて行ってみたいと思います。

ホトトギスの思い出を一つ。
高校1年の時、文学史の授業で、「杜鵑、杜宇、蜀魂、不如帰、時鳥、子規、田鵑はどれもホトトギスと読むから全部覚えろ」と指示されて閉口したものでした。

その中で特に印象に残ったのは子規でした。正岡子規の子規ですね。
ホトトギスは口の中が真っ赤なので「鳴いて血を吐くホトトギス」と言われますが、なんであんなに絶叫するのかと思うほど、トッキョキョカキョクとかまびすかしい。

正岡子規は結核を患い吐血しました。俳句への強い思いがあり、ホトトギスになぞらえて自分の号を子規としたそうです。
そして「ホトトギス」という雑誌を友人と創刊し、和歌・俳句の刷新に命を捧げました。
まさに鳴いて血を吐くホトトギスが正岡子規の俳人としての一生でした。

ホトトギスの鳴き声を聞くと正岡子規の生まれ変わりかと、ふと思ったりします。
虚飾を排してリアルな写生を求めよと正岡子規が叫んでいたことを思い出します。

 
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