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★夏も近づく八十八夜――5/2

葉菖蒲
      湿地帯にある菖蒲(葉菖蒲)の群落

立春を起算点(第一日目)として88番目の日が5月2日です。
5月5日が立夏だから、夏も近づく八十八夜――と歌われるのももっともです。
もうすぐ夏だ、夏の準備を始めようと促す日でもありました。

新茶の季節でおなじみですが、品種改良が進む前の稲作では今頃が種まきの季節でした。
米という字を分解すると八十八となりますからね。
末広がりの八が重なった八十八夜はお米にとっては縁起の良い日です。
やがて旧暦5月になると田植えの季節で、五月女(さおとめ)たちが着飾って田植えをしたものです。

現代ではまだ旧暦でいえば三月なのに、種まきどころか、もう田植えが始まっています。
あちらの田もこちらの田も水がはられ、規則正しく植えられた小さな苗が風にそよいでいます。

八十八夜の別れ霜という言葉もあります。
今年は遅霜の心配はまるでなく、4月中は気温25℃以上の夏日が続きました。
もうすぐ夏だどころではなく、もう夏になってしまったかと思う日々でした。

旧暦では卯月、皐月、水無月が夏とされ、5月5日の菖蒲の節句はまだずいぶん先の話なのに
産直店ではもう菖蒲湯の菖蒲が販売されていました。
それにつられて、近くの湿地帯に出かけ菖蒲を採集してきました。

菖蒲湯に使う菖蒲はきれいな花は咲きません。
画像のように一見すると、湿地帯の雑草です。
花の咲く菖蒲と区別して葉菖蒲といったりします。
しかし香りが強いので、その香りが邪気を払うと珍重されました。

しかし、やはりほぼ1か月早いので、香りはあまり強くありません。
ちょっと残念ですがせっかく採集したので明日のお風呂に使います。

なぜ仲夏の5月に葉菖蒲が珍重されたか、その香りにあるのですから、その香りが乏しい菖蒲湯では単に形をまねしただけで、あまり意味がないでしょう。

卯の花が終わり皐月が近づいたころ、もう一度採集して、薫り高い菖蒲湯に浸って邪気を払いたいと思っています。


 
 
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