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★桐の花、開く

桐の花
   いすみ市郷土資料館前の桐が見事だ

こともの頃から、桐の花は12月だとずっと思っていました。
桐の花の実物は見たことなく、花札から仕入れた知識でした。
1月=松、2月=梅、3月=桜、4月=藤……12月=桐 ですから12月だと信じたのでした。
      桐と鳳凰


後になり、季節の表し方に「七十二候」といものがあることを知りました。
1年を360日だとすると、5日ごとに季節の変化を表したものです。
その中に、桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) があり、7月下旬から8月上旬の5日間を指します。
1年で一番暑いころですね。
今度はそれを信じて、桐の花は年末ではなく、本当は真夏の花なんだと思いました。
     
ところが、どちらも今でいうところのフェイクニュースみたいなものです。
いすみ市にきて実際の桐の花を眺めてみれば、画像のように桐は初夏の花、藤の花の咲くころ、今の季節の花でした。
百聞は一見に如かず――読んだ知識、聞いた知識と、実際に見た景色は異なることを知りました。

しかし、見たことが正しいとは限りません。
うっかり、自分のささやかな経験と判断をこれが真実だ、絶対だと信じるとひどい目にあいます。
たいていの失敗は自分自身の愚かさにあったことは、ここまでの人生が証明しています。

ではなぜ花札の桐は12月なのか?
なぜ七十二候では桐が一番暑いころに花咲くといわれるのか?
それが長らく疑問にも思われずに通用してきたことに日本文化の秘密がありそうです。

その秘密のカギをあーだ、こーだと探ってみるのも暇つぶしとしては面白いことです。


 
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