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★この水鳥は何でしょうか

水鳥
        不定期にやってくる白い水鳥

図鑑を見比べてどうやら ユリカモメらしいと判断していますがさてどうでしょうか。
むかし多摩川の河原で見かけたユリカモメとはチョット違う気がしないでもありません。

ユリカモメは東京とはなじみが深い鳥です。
ひらがなで 「ゆりかもめ」 と書くとお台場をめぐる新橋・豊洲間の新交通システム路線のこととなります。

浅草にできたスカイツリーの直近の駅は「スカイツリー駅」ですが、旧駅名は「業平橋」でした。
近くにある「言問橋」からのスカイツリーがインスタ映えするそうです。
この近辺は在原業平の『伊勢物語』の舞台になっております。

業平が武蔵国と下総国の境を流れる隅田川を渡し船で渡るとき、京では見かけない鳥を見て船頭に問うと、「都鳥だ」教えられます。原文を読んでみましょう。(『古今和歌集』411番)
―――白き鳥の、嘴と脚と赤き、川のほとりにあそびけり。京には見えぬ鳥なりければ、みな人見知らず、渡守に、「これは何鳥ぞ」と問ひければ、「これなむ都鳥」と言ひけるを聞きてよめる

        【名にしおはば いざ言問はむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと】 

このエピソードにちなみ、言問橋とか業平橋という地名があるわけです。
さて、業平が見たこの都鳥ですが、その特徴は「白き鳥の、嘴と脚と赤き、川のほとりにあそびけり」とありまして、この特徴に該当する水鳥は ユリカモメだというのが定説です。
そして「都の鳥」ということから東京都の鳥にユリカモメが指定されています。

ところが面倒なことに ミヤコドリという名の全く違う水鳥も存在します。
『伊勢物語』の都鳥は、ミヤコドリではなく、ユリカモメだと覚えるしかありません。

ユリカモメは冬の渡り鳥ですから、業平が都鳥に出会ったのは真夏ではないということもわかります。
大正堰に来ている冬の水鳥たちも、まもなくそれぞれの故郷に帰ることでしょう。


 
 
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コメント

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No title

近所に住む野鳥の会の人によると、アルビノではなく、白化個体だということでした。
確かにカモの仲間だそうです。

No title

鴨類に見えますが。
アルビノのカルガモか何かじゃ無いですか?