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★梅、開花

梅
   地元の梅の寺として有名な大栄寺に出かけてみました。

昨日は暖かだったですね。南風が流れ込み4月上旬の気温、桜の咲くころの気温だったとか。
晴れて温かい日はなんとなく心も軽くなります。
梅の古木並木のある大栄寺にへ、梅の花を求めて出かけてみました。

三分咲きぐらいでしょうか、枝によっては五分咲きぐらいになっていました。
いすみ市では花見の習慣などないらしく、(梅も桜もあちこちにあるので)
誰もいない境内でした。

苔に覆われた古木の花を見ていると 「主なしとて春な忘れそ」 という道真公の歌が偲ばれます。
東京で宮勤めをしていたころは、休日になると曽我の梅林、青梅の梅林など名だたる梅林に出かけてストレス解消したものです。

「梅」の音読みは「バイ」、訓読みは「うめ」と小学校で習います。
ただし、どちらも本当は音読みで、訓読み、つまり和語はなかったと思います。

アイという発音はエに容易に変換します。
有名なのは「愛媛」。
アイヒメがなぜエヒメなのか、小学生の頃は不思議でしたが、人類の発音はそういうクセがあるらしい。

アイ ai がエ e に置き換わる良い例がNHKの「西郷どん」。
サイゴウ Sai-gou が セゴ Se-go に置き換わっています。

そんな例は枚挙にいとまなく
大根・ダイコン→デーコン。汚い・キタナイ→きたねぇ。入る・ハイル→ヘール。大工・ダイク→デーク。帰る・カエル→ケール。旨い・ウマイ→ウメ―。やばい→ヤベー。大丈夫・ダイジョウブ→デージョーブ。などなど江戸っ子弁にもその傾向があります。

これらはなんとなく理解できますが、ヘが降る、ヘが飛ぶ となると理解しにくい。
それぞれ、灰が降る、蝿が飛ぶのことです。

梅は木偏に毎と書きます。毎はマイと読むのが普通でしょう。
マイがなまるとバイになります。
梅・バイは日本なまりであり、中国語ではマイに近い発音です。
すると、マイは容易にメに変換してしまいます。
メを強調した破裂音としてウが語頭に添えられてウメになったと推測しています。

梅の木は日本列島になかったのですから、ウメという和語・やまと言葉があったはずがありません。
ウメは訓読みのふりをした音読みだと思います。

同様の例が、日本列島には1頭もいなかった馬。
マとバは容易に変換します。
マが強調されてウマ。どちらも音読みが起源でしょう。

もともとは中国からの輸入品であり、高級品だった梅も今ではすっかり日本の風土になじみ
それでもなお昔と変わらぬ美しい花を咲かせ、かぐわしい香りを漂わせています。
「花ぞ昔の香ににおいける」ことにどれほど多くの人々が慰められてきたことでしょうか。



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