夏のエコハウス

   
       西洋朝顔のグリーンカーテン

エアコンのない何有荘では夏の暑さをどう乗り切るかが課題で、そのための工夫があちこちに施されています。
その一つが画像のグリーンカーテンで、例年はゴーヤやハヤトウリでグリーンカーテンにするのですが、今年は都合で西洋朝顔だけになってしまいました。

西側隣地境界から何有荘の建物は1.8mほど離れています。ここに日本朝顔と西洋朝顔とでトンネルを造っていますが、このトンネルの中を通ると気温が何度か低いことが実感できます。
西日が直接建物に当たると熱を貯めてしまい、その熱が夜になると放熱されるので「熱帯夜」になってしまいます。グリーンカーテンは西日をブロックして建造物の蓄熱を妨げ、周囲の気温を下げる大変有効な手段です。

何年か前の夏休みに青森の三内丸山遺跡を見学したことがあります。遺跡出土物の展示館は近代的な建物で冷房がガンガン入っていました。ところが復元された大型遺跡の中に入ると冷房なしなのにヒンヤリしているのです。
ここにエコの秘密がありますね。現代の建築は縄文時代の建物と比べると薄っぺらで著しく劣った建て方をしています。
縄文時代の竪穴住居などはぶ厚いワラの断熱材でできていますから夏の暑さ・冬の寒さに耐えられる構造になっていました。

何有荘でも一応「外断熱材」を使っていますがたいしたことはありません。
建物の中に熱をこもらせない二つ目の工夫として吹き抜け部分に天窓を設けました。風の流れが室内を通過して天窓から逃げていくようにしました。

建物が最も太陽の熱を受け、蓄熱するのは屋根です。お寺や昔の農家は天井が高く、居住部分と屋根とがかなり離れています。
現代的な建築では天井が低く、屋根裏は灼熱地獄になっていますからエアコンも効きにくい構造になっています。
何有荘では屋根を通常よりも高くしました。屋根自身に空気層がある構造で、熱せられた空気は棟に集まり、それをファンの力で外に逃がしています。だからそれほど室内に熱がこもりません。これが三つ目の工夫。

四つ目の工夫は東西南北に窓や出入り口を設けたことです。これで大量の空気が室内に出入りしますから熱がこもりません。

五つ目は立地条件です。海からさほど遠くなく、目の前には大きな池がありますから、池を渡ってくる風は心地よいものです。

すだれやヨシズ、グリーンカーテンなどを使って建物を直射日光にさらさないこと。室内に入ってくる風をうまくコントロールすることがポイントだと思います。
先だって外気温32°の時に室温は29°。31°の時は28°でした。エアコンがなくてもすむギリギリのラインです。

それでも湿度が高く無風の日は閉口します。その時は団扇(うちわ)か扇風機でガマンしています。
奥の手は、夏は暑いに決まっていると割り切って昼寝をしてしまいます。

 

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