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★奇妙なキノコ――スッポンダケ

スッポン2スッポン1
  土から出てくる 饅頭みたいな形の中央を破って 茎が伸びる そして倒れる

キノコは腐朽した木から育つと思うのは誤解で、いくつかの種類は土の上に出てきます。
そんなこと、こちらに移住するまでは知りませんでした。

腐植物が多い湿った地面に生じる場合が多い。
画像のスッポンダケもそうです。
竹林の中の雑木を切り倒し、薪として積み上げた周囲に無数に出ていました。

幼形はまるでお饅頭みたいな円形(球形)で直径5~6cm。
採集すると、しっとりと重みがあります。中にゼリー状の物質が詰まっています。
その中に子実体と呼ばれるキノコの本体が潜んでいます。

やがて饅頭の頂点を破ってキノコの本体が姿を現します。
その姿はアミガサタケに似ていますが季節が違います。
キノコの女王と呼ばれるキヌガサタケのレースをはずした状態にも似ています。

しかし、両者と比べると食用とはいえ、美味しくないと言います。
刻んでスープに入れるようですが、手元の図鑑では、食用に適さないとありました。
ザンネン!

このキノコが一部の人々にもてはやされるのは、その姿と異臭にあります。
頭頂部の茶色の部分はネチョネチョで、人糞のごときアンモニア臭がします。
そこにハチやアブが集まり、そこにある胞子を遠くに運んでもらう戦略です。
食べる気になりませんよね。

その姿の特徴はヨレた饅頭型の袋から本体が突き出る形です。
これが男性性器を連想させ、本体が元気をなくして途中で倒れるのもそれらしい。
スッポンタケの学名は「Phallus impudicus」、 訳すと「恥知らずな男根」だとか。
和名はもう少し上品で、スッポンダケ。
ただし、スッポンが意味しているのは同じようなものです。
男性の先端は「亀頭」ですから、東西同じような発想の命名のようです。

世の中には人間様とは無関係に、奇妙な生き物が存在しているもんだ思います。
できるだけ彼らの生活を邪魔しないように暮らしたいものです。



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