エコハウスの水の利用=散水・打ち水

    
         水道栓(左=上水道、右=浄化槽水) 雨水タンク

庭の植物たちに夕方になると散水します。
房総半島はどういうわけか降雨量が少ない地域で、そこここに農業用ため池があるので驚いたものです。
数年前、田圃に引く水を巡っての「水争い」を目にした時も、昔の話ではないんだ、と驚きました。
庭の花や野菜たちも水を撒かないと苦しそうですから、過保護かなと思いつつも散水します。

庭に散水すると確かに気温がわずかですが下がります。
昼間の酷暑も夕方になればやや下降気味。そこに追い打ちをかけるのが散水です。
その際に、建物や土留めのコンクリにも支障がない程度にかけます。
大々的にと屋根にザーザーかけることもあります。

昔の京や江戸の打ち水も単に路上にまくだけではなく、日に当たって蓄熱した建物にも柄杓(ひしゃく)でかけましたから、それほど不当な方法ではありません。
昔の飲料水は主に井戸水ですから大量消費は許されませんでした。
打ち水は米研ぎの水や洗濯水などの再利用(リサイクル)です。
それどころか、ドブの水もまいていました。ボウフラ退治です。

今日ではドブ水の散布はヒンシュクモノ。不衛生で厳禁ですが、水道水の大量散布もヒンシュクモノです。
風呂の残り水などの再利用が推奨されています。

何有荘での散水の水源は三つあり、使い分けています。
  1.水道水
  2.雨水タンクの貯槽水
  3.高性能合併浄化槽の浄化水

この地域には下水道がなく、合併浄化槽が建築の際に義務づけられました。どうせならと、浄化水が飲めるほどに浄化されるという高性能浄化槽を設置しました。
浄化槽に井戸水ポンプを設置しましたから、水道水のように散布できます。

雨水タンクは家の四隅に四つ、ドラム缶型が置いてあります。合計2トン。雨が降ればあっという間に満杯になります。これは動力無しの自然落下でそれなりの範囲を散水できるように工夫してあります。

衛生上必要な場面では水道水を使っています。例えば空中にミスト(霧)を放出すると空気そのものが気化熱で冷やされます。
水道水は最も手軽なので、エコを考えず使うこともよくありますが…。

夕方の散水は気温を下げるだけではありません。翌朝に生きてくるのです。
蒸発した水分を含んだ空気は夜明け前の冷気で一気に冷やされて庭の野菜たちの葉の上にたまっております。これが朝露で野菜たちの命の水になります。

朝、雨戸を開けるとキラキラ光り、晩のうちに雨が降ったのかと思うほどです。
朝露という言葉を知っていましたが実感したのは何有荘で生活するようになってからでした。
トマトの実を取りに行くと朝露に濡れます。
なんか自然はすばらしいなぁと思える一瞬です。

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