懐かしのウラギンシジミ

   

近くの「里山を守る会」で月に1度の活動をしています。そこでほぼ半世紀ぶりに画像のウラギンシジミに出会いました。
とっさに名前が思い浮かびませんでしたが、確かにウラギンです。

小学生の頃は昆虫少年で、特に蝶が専科でした。
半世紀前でも川崎は都会ですが、それでもあちらこちらに空き地がありました。
何よりも多摩川河川敷があり、それなりに自然が残っていました。

最近、多摩川の河川敷を歩いて思うことは、昔と植物の種類が違うことです。
外来系の牧草のたぐいが一面に広がっています。土手の環境整備の管理がしやすいのでしょう。日本の在来雑草を見かけることが少なくなりました。

ウラギンはクズ・フジ・エンジュなどに卵を産み、幼虫はその葉や花を食べて育ちます。
クズなどは環境整備上もっとも嫌われている植物ですから退治され、したがってウラギンシジミは都会での生息環境を奪われました。
里山でも嫌われモノですが、人間の努力をあざ笑うようにクズが繁茂しています。
そのため、里山ではまだウラギンが生息できる環境なのでしょう。半世紀ぶりの対面を大変うれしく思いました。

人間中心の「自然環境整備」とは、他の動植物にとっては迷惑この上ない「生存環境の破壊」にほかなりません。
最近は各地で、他の動植物と共存できる環境整備が推進されているのを心強く思います。

ウラギンは名前の通り、羽の裏が一面銀色で高貴な感じのする蝶です。
シジミという名前が付いていますが、シジミチョウよりも大きく、分類学上もシジミチョウの仲間ではありません。
画像はオスで茶色の縁取りに橙色の模様ですが、メスは橙色の部分が銀色になっています。
橙色も銀色も陽光の角度によってはキラキラと輝きます。
オス・メスそろうと好一対、とても素敵な蝶です。

夏休みの宿題で昆虫採集が禁止されてしまいましたが、それが自然保護に繋がるのかどうか。
むしろ子どもたちを「生の自然」から遠ざけているように思えます。

 

 

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