★7月2日は半夏生(はんげしょう)

ハンゲショウ
      水辺にはハンゲショウの「花」が…。

夏至から数えて11日目、7月2日からの5日間が「半夏生」です。
7月7日からは「小暑」となり、いよいよ暑さが本格化します。

その頃、水辺には白い花が咲きます。
花といっても本当は葉で、葉の一部がまるで白粉を塗ったように真白くなって虫を誘います。
本当の花は白い葉の上に穂のようになって突き出ています。
お化粧したような姿なので、「半化粧」で、ハンゲショウといいます。

どう見ても厚化粧なので、連想として、苦界に身を沈めた薄幸の女性の生まれ代わりのような感じが漂います。
おそらく、ケショウという単語がそのイメージを導くのでしょう。

仏教では母親の胎内から出生するものを胎生(たいしょう)といい、卵ならば卵生(らんしょう)。
ウジやボウフラ、カビのように湿気の中から産まれてくるのが湿生(しっしょう)。
そして、前世の業(ゴウ)により忽然と現れるものを化生(けしょう)といいます。

天女や地獄の鬼などが化生。
だけと妖怪・変化・化け物・幽霊などをいうことが多い。
つまりハンゲショウだと、半分化生の者、というイメージが出てきます。

ハンゲを人格的にとらえて、地域によってはこの時期に降る雨をハンゲ様と言って、毒の雨が降ると信じられてきました。
井戸に雨水が入らぬようにフタをしろ、とか、妊産婦に生水は飲ませるな、なども聞いています。

おそらく不衛生であった昔の人の教えとして食中毒などに気を付けよということなのでしょう。
働いてはいけないという地域もあり、これも季節の変わり目に際して過労死を諌めるものでしょう。
これから本格的な暑さが来る前の心構えを事前確認する習慣だったと思います。

ハンゲの危険な五日間を乗り切るために、地方によっては独特の食習慣がありました。
タコ(関西)、サバ(福井)、ウドン(香川県他)が有名です。

いすみ市では特別な食習慣は聞いたことがありませんが
今年はスーパーのチラシに、ハンゲショウにはタコを食べる という宣伝が載りました。
関西発祥の恵方巻のように、関東でも流行らせて一儲けしようという魂胆でしょう。


 
 
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