★今月の月は赤いか青いか黄色いか?

トロベリームーン
            引用画像元→●

バスルームが南側にあるので、入浴中、窓から星空や月夜を眺められます。
♪月がとっても青いから遠回りして帰ろ…と歌われたのは冬の晩ですね。寒いから寄り添って帰ろうという雰囲気が伝わってきます。
青い月は冬の月です。

赤い月という不気味な色合いの月は見たことがありませんが
アメリカンネィティヴのある種族では今月(6月)の月を、ストロベリームーン(いちご月)というそうです。
イチゴが実る頃、お月様もイチゴ色になるからだと。ロマチックな命名です。

月の色の差は 月の高度の差です
高度が高いと青白くなり、高度が低いと赤くなる。
朝日・夕日が赤く見えるのと同じです。

つまり、夏至の頃の月の南中高度は1年で一番低いから、月が赤っぽく見えるわけです。
反対に、冬至の頃は一番高いので青白い月に見えます。
太陽の高度と月の高度は真逆です。
太陽が高くなる夏は、月の高度が低くなり、月は赤っぽくなります。

今月の満月は6月9日(金)。夏至は6月21日(水)。

真夏の夜の夢、というと暑くて湿度が高く、寝苦しい夜のろくでもない夢を思い浮かべます。
欧米では真夏の概念が、暑さ寒さではなく、昼の長さが長いか短いか、になります。
したがって真夏とは夏至の日を中心にした昼が長く、夜が短い期間です。

シェークスピアの 「真夏の夜の夢A Midsummer Night's Dream」 は、夏至の日の夜の魔界での話になっています。
英語を習い始めたころ、Midsummerって6月なの?とびっくりした思い出があります。

夏至の日が真夏だというのは、実は日本のいわゆる旧暦でもそうなっており、旧暦では四・五・六月が夏。俳句の世界もそうですね。
そして夏至の日の6月21日は、旧暦ではまだ皐月(五月)の27日。盛夏です。
梅雨が終わる7月が晩夏で、8月になればもう秋で、残暑になります。

季節感と暦がずれているのは、旧暦も正しくは「太陰太陽暦」であり、夏至や冬至、春分秋分を重要ポイントにして暦を組み立てていたからです。
それが月の運行と合わないと、時々うるう月なんかを入れたので、1年が13か月になることもありました。
面倒なので欧米流の太陽暦一本になりました。

年俸制から月給制になった明治政府の都合もありました。
官吏に支給する月給が1年13か月分の年間予算なんかなかったからです。

雑知識なんかはどうでも良く、大切なのは月の色です。
夏は赤味がかり、冬は青白く、春秋は黄色―――それを実感できるか、気が付くか、
どんなに仕事が忙しくとも、ふと夜空を見上げた時、なんか月が赤いねぇと思ったら
あなたはネイティヴアメリカン並みに感性が鋭い人なのだと思います。


 
 
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