★菜種梅雨にシャガの花

シャガ
    庭のシャガが咲き始めました

シャガの学名は Iris japonica アイリス ジャポニカ 。日本のアヤメという意味です。
本当は中国原産だけど、国際的に品種登録された時、発見者が日本の個体を持ち込んで国際登録されたのでしょう。

画像の花をどの植物図鑑でもシャガといい、漢字で「射干」と書きますが混乱があります。
射干と書き、ヤカンと読むと、ヒオウギアヤメ(檜扇)の赤い花をさします。
それで区別するために「著莪」と書き、中国名の「胡蝶花」という場合もあります。

種なしスイカと同じように3倍体なので種ができず、地下茎で増え、群落をつくります。
山で数株もらってきて庭に植えたらどんどん増え、だいぶ間引いて山に返しました。

タンポポなんかは風で種子を四方八方へ運び、勢力範囲を広げますが、シャガは地下茎、正確には匍匐枝(ホフクシ)だから自分の周りにしか増えない。
つまり、山野にあるシャガはかつて誰かさんが植えたものだと考えられます。
日本中すべてのシャガが遺伝子的には同一のクローンです。

    紫の斑の仏めく著莪の花         高浜虚子

どの花もアップで見ると細かい点に気付きます。
どの花も非常に精巧な作りになっていて驚嘆いたします。
別に人間様に褒められようとして飾った花ではないし、虫媒花ではないから昆虫を引き付けるための罠(ワナ)でもありません。

杉林などの薄暗い片隅にひっそりと咲き、群落になっていると、そこだけパーッと明るくなっている感じがします。
花には人を励まし、人を勇気づける力があります。
人間はロボットではなく、自然界の一員ですから、花に感激し、感応する能力が備わっているのだと思います。


 
 
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