★庭の初物・フキノトウ

初フキノトウ
     顔を出したフキノトウ

立春を過ぎればどんなに寒くとも春の景色を見つけることができます。
庭でフキノトウが顔を出したのを見つけました。
枯葉や雑草などを始末しているときに、その陰に隠れているのを発見してうれしくなりました。

原野山林だったこの土地を購入した時からの先住民なのでしょう。
植えた覚えがないのに年々勢力範囲を広げています。
あまり見栄えは良くありませんが、家族二人でいただく分には十分な量が収穫できます。

まだ皮をかぶっている状態で地際で収穫すると苦みがあまりありません。
日光に当たると苦み成分が増えるのでしょう。
冬の野生動物はエサ不足で、イノシシなど野生動物こそ春を待ち望んでいたはずです。
フキノトウもタケノコと同じで、地表に顔を出せば、すぐに見つかり、新鮮なエサになってしまいます。
足がなく逃げることができない植物は、苦みを増してエサにはならないぞと自己主張して自分を守ります。

ところが人間はアクの抜き方を知っているので、春の恵みを存分に味わえるのですね。
春の苦みこそ春の味だし、デトックスにも良いのだとか。
春には春が旬のものをいただく、そんな贅沢ができるのが田舎暮らしです。

フキノトウを漢字で書けば 「蕗の薹」
トウという漢字がやけに難しい。ちなみに巨大化すると
草かんむりを取ると「臺」になり、現在の漢字表記では「台」
漢字は表音文字であり表意文字であるという特徴からすると「臺」も「薹」は発音はダイ、タイ。
これをトウと読むのは無理があり、トウは訓読み、つまり和語だというのが定説です。

ところが古代日本語に関心のある朴炳植(パクピョンシク)氏は『日本古代史を斬る』(学習研究社)で
「臺」も「薹」も古代韓国語で「ト」と読んでいたと主張しています。
その当否はわたしは知る由もありませんが、古代韓国語がそのまま日本語になったとすると少し興味がわきます。
トウという和語はなんとなくしっくりきませんでした。
トウだけでは意味不明で、外来語の雰囲気(漢語)の雰囲気があります。

さてそこから、ますます横道にそれますが、邪馬台国どこにあったかという論争があります。
邪馬台国はヤマタイコクと読むのが普通ですが、魏志倭人伝原文では邪馬壹国であり、古代韓国語で読めば、壹もトと読んだから、ヤマト国になるのだといいます。
 
若いころ読んだ本ですが、ヤマタイではなくヤマトだという主張でした。
フキノトウは「蕗の薹」。蕗の「塔」ではありません。
あるいは、そんなところに古代史の謎を紐解くヒントがあるのかもしれません。
いやいや、そんなクダライことを考えるよりも酢味噌で食べるか天ぷらか重要でしょう。


 
 
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