★オリオンがわかればスバルも見つかる

オリオン
    南の空のオリオン座。やや西にスバルがある 画像元

冬の星座で一番先に覚えてもらいたい星座はオリオンです。
オリオンの腰ベルトに相当するのが横に三つ並んだ三星で、特徴的だから発見しやすい。

この三星は初詣全国ランキングされる大阪の住吉大社の神様です。
底筒男命(ソコツツノオノミコト)中筒男命(ナカツツノオノミコト)表筒男命(ウワツツノオノミコト)という三柱の神様で、
「筒」とは「星」の古代語です。
つまり「上中下の三つの星」を神様としてお祀りしています。

この三星は海洋漁労民の神でした。
コンパス(羅針盤)もGPSもない時代、方角と時刻を知らせてくれるのは夜ならば星です。
オリオンの三星は今の時期、午後7時ごろに真東から縦に一列、底筒、中筒、表筒の順に昇ってきます。
真夜中になれば三星は南でほぼ地平・水平と平行になり、明け方には西の空へ底筒、中筒、表筒の順に沈んでいきます。
三星がどんな形で並んでいるかを見て、昔の人々は方位方角と時刻とを知りました。

この海洋漁労民の神と神功皇后伝説が結び付いたのが住吉神社です。
この三星は安曇の三女神だと考えられる時があります。
安芸の宮島や神奈川県の江の島ですね。
いずれも潮の流れ、航海の女神であり、豊漁を保証する女神信仰です。
それがオリオンのベルトの三星です。

この三星をまっすぐ右へ視線を移すと、アルデバランという赤く輝く一等星に気付きます。
おうし座のアルデバランの周囲をよく見ると小さな星が連なりV字型をしています。
このV字型をヒアデス星団と言いますが、それはこの際、別の話。

さらに同じくらい視線を右(西)に動かすとボヤボヤっとした星団があります。
これがプレアデス星団で、中国名が昴宿。日本名でスバル。
眼の良い人は6~7個の星を見つけられるそうです。
美しい小さな星たちで、ギリシャ神話では乱暴者のオリオンに追いかけれれて逃げ集まっている妖精たち ということになっています。
紫式部が 「星はスバル」と称賛した冬の夜空第一の星座です。

  エンブレム

富士重工自動車のエンブレムは星が六つ。
富士重工はかつてゼロ戦を設計・生産した会社ですから、夜空のスバルにきっと思い入れがあるのでしょう。
それで富士重工の自動車はスバル。
谷村新司氏は夜空のスバルを見上げているときに、ふとスバルから「さらば昴よ」というフレーズが舞い降りてきたと語っています。

明日から小寒。寒の入り。立春前の一番寒さが厳しい折ですが、オリオン座を見つけると 何か良いことがありそうな気になるから不思議です。


 
 
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