★外房の海苔雑煮

海苔雑煮
     ネット画像をまねして作ってみました

房総半島の太平洋岸では地元の「ハバ海苔」をつかった雑煮がソールフード、故郷の味だそうです。
海苔(ノリ)と言えば、浅草海苔、山本山タイプの海苔か岩海苔の佃煮ぐらいしかなじみがありませんが、外房ではいろいろな海苔が採集されます。

ハバノリという海苔は、ハバをきかすというダジャレからか、特に正月に珍重されました。
ところが昨今は不漁で、さっぱり市場に出回りません。
ネット通販では3枚で3500円。何かの間違いじゃないかと思うほどの高値です。

やむなく「地のり」なるものを購入し、たっぷりの海苔を使った雑煮にしてみました。
出汁だけで具なし。真っ黒けの雑煮でしたがこれがけっこう結構いけます。(画像なし)
画像なしではさみしいので、翌日、蒲鉾と伊達巻を飾って画像にしてみました。

これもまたgoodで、入れる具は各家庭ごとにバリエーション、定番があるとききました。
根菜類や、魚介類、何を具にしても大丈夫だと思います。
「ハバ海苔」じゃないけど、おいしいから「地のり」で満足です。

海苔からはたっぷりと出汁が出るのだと先だってのNHKガッテンで言っていました。
海苔には多くのアミノ酸が含まれ、このアミノ酸は昆布出汁のグルタミン酸と同じ成分で、
カツオ節の旨味成分のイノシン酸と組み合わさると、最高の旨味になるんだとか。

カツオだしを使った海苔雑煮はだからウマイのだと納得します。
真っ黒けというなじみのない雑煮ですが、その旨さは見た目の悪さをはるかに上回ります。
真っ黒けでもイカスミパスタなんてありますからね。
真っ黒な海苔雑煮がいいんですよ―――外房のソールフードが少しわかった気がします。
明日は里山の餅つき。真っ黒けの雑煮をお出しすることにしましょう。

「地のり」は地元大原産。ほぼ同様な「磯のり」は内房産。どちらも手ごろな価格です。
しいて文句を言えば、何という海苔なのか、その品種名がどちらも表記なし。

地元で大豆を買うとき、何という品種ですかと聞いても「大豆です」という返事しかないことがあります。
サツマイモはさすがに最近は紅東、鳴門金時などと品種名が表示されるようになりました。
地元の海苔だから地のり、磯で採ってきたから磯のり――でも、都会から来た人にも販路を広げようとするならば、品種名を書くことはこれからは必須になることでしょう。

たとえば東京湾の浅草海苔は激減し、近縁種が浅草海苔の名前で流通しています。
それは厳密にはマガイモノです。――規制法令がないからOKなのかしら。
大切なことは昔ながらの浅草海苔なのか、そうではないのか、そこを消費者としては知りたい。

今食べている海苔は何という海苔なのか知りたいと思います。
内房で浅草海苔が激減し、外房でハバ海苔が激減した、その理由が知りたいところです。
そうすれば豊かな浅草海苔、ハバ海苔復活の手立ても見えてくることでしょう。


  
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