★いすみ市大原銘菓――栗饅頭二種

栗最中
   左=緑屋さんの栗饅頭  右=桜堂さんの栗饅頭

大きさはほぼ同じ。どちらも白あんに栗がゴロンと1粒。
緑屋さんの栗は縦置きだから、饅頭の背が高い。
桜堂さんの栗は横置きだから、饅頭は扁平。

食感はどちらも上品にこしらえてあり、さすが大原の老舗の味だと思います。
個人的な感想では、桜堂さんの方が甘味が濃く、緑屋さんの方がやや薄味。
濃い甘さが良いか、やや薄味の甘さが良いかは個人の好みが分かれるところでしょう。

都会地に限らず、昔からの和菓子屋さんが次々に姿を消しています。
後継者がいないからですが、後継者がいないのは苦労の割に見合う収入が得られないからでしょう。

昔と比べてスイーツの量も幅も増えました。
ケーキ屋さんやパーラーのほか、コンビニやスーパーでも手軽に手に入ります。
その中で純和風の饅頭は苦戦しているに違いありません。

緑屋さんも桜堂さんも地元では名の知れた老舗ですから固定客がついているのでしょう。
お使い物にはいつもこの店の栗饅と決めているという人もいました。
そういうウワサを聞きつけて、それではと今回の食べ比べになりました。

有名企業の大量生産品よりも地元の商品をできるだけ応援したいものです。
もっとも栗を使った銘菓というと、隣りの大多喜町には栗ドラがあります。
栗入りドラ焼きを作って販売している店は三つほどあり、
それぞれドラ皮の味、アンの味、栗の味が微妙に異なります。

職人さんが代わったせいか、味がかわった店や、大きさがやや小さくなった店もあります。
いずれも苦戦しているからの変化なのでしょう。
糖質カットとか、脂肪分カットがもてはやされる時代ですから、昔ながらの変わらぬ味で勝負する――それで生き残れるほど甘くはないのでしょう。

栗は夷隅(イスミ)地域の特産でもあります。栗を使った和菓子が数々生まれたのは地域の特性であり、時代の要請でした。

栗饅頭と栗ドラ。互いにライバル関係にあると思いますが、互いに競い合ってより良い商品として子々孫々の代まで活躍してほしいものです。
消費者としては商品を購入・消費してその店を支援する、そんなことしかできません。

たまにはお和風の茶に和菓子のティータイムも良いものだ、これは間違いありませんからお勧めいたします。


 
 
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