★ジャコウアゲハ♂ 誕生

ジャコウアゲハ♂
      網戸に張り付いて体調を整えている

10日ほど前、アサガオの葉にジャコウアゲハのサナギがぶら下がっているのを発見しました。
サナギを葉ごと切り取り、適当な木っ端に張り付けて誕生を見守りました。

やがて薄茶色のサナギが上半身から黒くなり、羽化が間近と思いましたが、全身真っ黒ではないので、羽化は午後か、明日だと判断しました。
(サナギの中で成虫の姿が透けて見えれば、すぐに羽化する時刻)

庭仕事をして部屋に戻ると、真っ黒なアゲハがヨタヨタと床を飛んだり跳ねたり。
―――シマッタ。もう羽化しちゃったんだ。
まだ羽化したてで、上手に飛べません。羽をつかんで網戸につかまらせました。
 
ジャコウアゲハの雄は全身真っ黒ですが、よく見れば画像のように前翅は筋が黒く、翼の部分はやや薄茶がかった黒色です。
画像では見えませんが、後翅の裏側の端には赤橙色の斑点というか、小さな目玉模様が並んでいるのはアゲハ類の特徴です。
胴体にも赤橙色の斑点があり、その点で類似のクロアゲハとは確実に区別できます。

ジャコウ(麝香)とは中国西北部高地に住むジャコウジカという鹿からとる香料で、その香料に似た香りをこの蝶の雄が放つことから命名。
ところが、そんな良い香りがするとは一度も経験したことはありません。
へんですね。

網戸でしばらく休み、何回かオシッコ(古い体液)を出し、ようやく元気になって飛び立ちました。

次の2枚はアゲハの幼虫です。左がジャコウアゲハ。右がアゲハ(ナミアゲハ)。
   ジャコウ幼虫  アゲハ幼虫

気持ち悪いと言えば気持ち悪い姿ですが、ワー、カワイイと思う人もいます。

ジャコウアゲハは毒草であるウマノスズクサを食べて育ち、幼虫にも成体にも毒があります。だから小鳥などはジャコウアゲハを敬遠するのだとか。

一方、アゲハはカラタチ、ミカンなどを食草とし、体内に毒がありません。
だから小鳥たちの絶好のエサになります。
この画像を撮った翌日には姿形がありませんでした。合掌。

夏休みですからね。
ケータイの中でモンスターをゲットするより、大自然の中で本物のチビモンスターを探しに出かけることをお勧めします。
やがて、醜いチビモンスターは優雅な蝶に変身します。
それは感動的なできごとです。


 
 
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