★ナチスの障がい者政策ポスター

ナチス
 「新民族」とでも訳すのでしょう。ナチスの月刊誌「Neues Volk」の広告ポスター。
「遺伝性の疾患を持つこの患者は、その生涯にわたって国に6万ライヒスマルクの負担をかけることになる。 ドイツ市民よ、これは皆さんが払う金なのだ」と書かれています。
   資料元→●

信じられないできごとが起きました。
障害者施設「津久井やまゆり園」に侵入し、入所者を次々と殺傷した犯人はその施設の元職員であり、勤務中から「重度障害者は安楽死させた方が良い、税金の無駄だ」などと語っていたそうです。

緊急措置入院中だった植松容疑者は2月20日、「ヒトラー思想が2週間前に降りてきた」と話していたと夕方のニュースで報道されていました。
どうやらヒットラーかぶれだった疑いがあり、実際、その言行はよく似ています。

ナチス・ヒットラーがガス室送りにした障がい者は7万人とも10万人ともいわれています。
優秀なドイツ民族の血統を守るために、「劣等遺伝子を持つ障がい者」は抹殺の対象でした。
(ついでに禁煙運動にナチスが熱心だったのも同じ理由です)

やがて、「劣等民族」であるユダヤ民族の大量虐殺に突き進みます。
先ごろ亡くなったユダヤの女流作家は、収容所で赤ん坊が生きたまま火にくべられるのを見たと語っていました。
存在価値のないものは始末する――の思想の時代でした。

障がい者や外国人を強引に排除する思想は植松容疑者に特有ではありません。
最近はEUでも、中東でも、そして米国でもUSA First を叫んでいる人がいます。
そうそう、IS(イスラミックステート)も障がい者や異教徒を虐殺し続けています。

次は日本の某有名人の発言です。重度施設を訪れた時の感想として(1999年9月)
  「ああいう人ってのは人格があるのかね」
 「絶対よくならない、自分がだれだか分からない」
  「ああいう問題って安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」

この人物は都知事選の応援で、対立候補を「売国奴だよ、こいつは」、別の対立候補に対しては「大年増の厚化粧でうそつき」とののしりました。
自分が気に入らない人物に対しては、その存在さえ否定するかのような発言でした。
植松容疑者とどこか共通するところがあるな、と思います。

障がい児教育の税金がもったいないから、障がい者が生まれないようにしろと言わんばかりの教育委員もおりました。(茨城県)

報道などによると、逮捕後も警察の調べに「(殺害によって)重複障害者を救った」と話しているといいます。
護送車量の中で薄ら笑いをしていました。確信犯なのか異常者なのか。

しかし、異常な雰囲気が少しずつ社会の中で勢力を増してきているように思えます。
わたしたちは、どの生命(イノチ)もかけがえのないない生命だとはっきり声を出して主張しましょう。
だって、殺しあう世界より助け合う世界の方がずっと素敵なのですから。


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同感です。強く主張したいです。